52日(月)

福本大輔さん(岡山・北区建部町福渡)

岡山市北区建部町で、『祖父の代から続く酪農を絶やしたくない』と就農した酪農の担い手を取材しました(^^)


福本牧場の福本大輔さん

福本牧場 福本大輔さん(35)です。


この日は、祝日ということもあって、かわいいお子さんたちも、手伝いに来てくれました(#^^#)

福本さんと子どもたち


約60頭もの牛を育てる福本牧場では、生まれて約8ヶ月の子牛を北海道へ送り育成します。

そこで種付けを終えたら、またこの牧場に戻って、搾乳牛として活躍してもらうそうです。

これは、先代から引き継いだやり方。

福本さんもそれに従って、ずっと続けています。

福本牧場の牛


福本さんは、もともと車のディーラーで働いていました。

就職するまで酪農の道は考えたことがなかったそうですが、お客さんとの会話の中で、ふと、自身の実家のことが頭に思い浮かび、就農を決意しました。

掃除をする福本さん

当時、福本さんのお父さんは、『酪農を継いでほしい』とは言わず、自由に将来を決めさせてくれていました。

福本さんの牛の餌やりを手伝う子どもたち

だからこそ、福本さんも『子どもたちには、自由に好きなことをしてほしい』と考えています。

そんな想いも、お父さん譲りです(#^^#)


福本牧場のみなさん

福本牧場のみなさん


ちなみに福本さん。幼い頃から牛と一緒でしたが、きょうだいの中でも、一番手伝っていなかったそう(^^)笑

『まさか大輔が!』と驚かれたそうです(^O^)


福本さんの話を聞く古米さん

福本さんは、「先輩方は、自分たちが培ったノウハウというものを、出し惜しみすることなく、教えてくれるんです。継承できることは継承しつつ、今の時代に合った酪農をしていきたいです」と話します。


福本牧場のみなさんと一緒に

みなさんと


これからは、労力の軽減するために、自動エサやり機を導入したいと考えているそうです。

また、自家製の牧草の生産に取り組むことが目標だそうです。


地域の先輩農家にもかわいがられている福本さん。

家族が大切にしてきたものを守りながら、『今の時代に合った酪農』を模索しています。

福本牧場

リポーター
古米沙世