直売所出荷レベルの野菜作りを目指して!一緒に学びましょう
第7回 ナスを収穫するときのポイント!
早速ですが、たむたむポイントは…
☆【ナスを収穫するときには枝ごと切るべし】☆
主枝にいちばん近いわき芽は、今後成長に必要なわき芽。
それ以外のわき芽は必要ないそうです。
【赤い○をつけたわき芽のみ必要】
そのため、主枝にいちばん近いわき芽のすぐ上の部分を切るんです!
【赤い二重線を引いたところを切る】
収穫適期になったナスと、もう必要のない枝・葉を一緒に取るんです。
その目的は、必要なわき芽に栄養分を集中させること。
不要な葉を取り除くことで、ナスに日光が当たりやすくなるので、実の成長が早くなり、収量が増えるそうですよ!
うまく手入れすれば、1株あたり200個以上収穫できるんだとか。
農家のみなさんは収量を増やすため、枝管理にも気を使っているとのこと!
家庭菜園より少しレベルの高い、ワンランク上の知識を教えてもらいました(*’ω’*)
ナスは2週間に1回 追肥が必要。
しゃがまずに作業をするため漏斗と透明な筒をつないだお手製のアイテムを作りました!
ナイスアイデアですよね( *´艸`)
1株に25gをまくといいそうですよ。
4月に種をまいたトウモロコシも順調に生育していましたよ♪
皮をはがすと実がぎっしり(#^.^#)
たむたむは「収穫時期がちょっと遅れたかも」と話していましたが、立派に育ちました!
「おおもの」という品種を生で食べさせてもらうと、すごく甘かったです!(^^)!
前回、星型の筒に入れて育てたキュウリはこんな感じに成長☆
ハートもすごくかわいいです♡
スイカ【品種:ピノ・ガール】を切ってみると、きれいな赤色!!
シャリっとした食感と、優しい甘みがやみつきになりました(*^-^*)
夏野菜の収穫が楽しい季節ですね♪
- レポーター
- 難波紗也
第6回 夏野菜が育ってきたら鳥よけを!
これからますます暑さが厳しくなる時期!
今回から、帽子をかぶって、首を冷やして作業します♪
農作業をするときは熱中症対策をして、体調管理に気を付けましょう。
夏野菜が成長し、畑がにぎやかになってきました(´▽`*)
夏といえばスイカ!順調に大きくなっています。
全体の色付きをよくするため、玉の下にトレイを敷きます。
こうすることで玉全体に日光が届くそうですよ。
トレイを敷かずに育てると、色ムラができてしまうこともあるんだとか。
〈色ムラができてしまったスイカ〉
5月中旬に定植したキュウリは、風の影響に悩まされた時期もありましたが、立派に育ち収穫時期を迎えました♫
今回、生育途中のキュウリを、星型の筒に入れてみました。
星の形に育つのが楽しみです(*'▽')☆
ジャンボピーマンは、名前の通りすごく大きい!!
ここ最近は雨が多かったですが、夏野菜にとってはちょうどいい降り方だったとのこと。
順調に生育しました(*^^*)
ナスは表面がツヤツヤ!色濃く育ちました(#^^#)
実だけではなく、葉っぱにも注目。
枯れて、穴が開いてしまっています。
このような葉は病気になりやすいので、早めに取っておいた方がいいそうですよ。
赤く色づいたトマトもきれいに育ちました!甘いですよ~(*^-^*)
4月10日に種をまいたトウモロコシは、7月上旬に収穫予定です。
今回のたむたむポイントは、トマトやトウモロコシの収穫時期が近づいたときに必要な作業について!
☆【黒い糸で鳥よけをするべし】☆
おいしく育ってきた作物をカラスなどに食べられないよう、注意が必要なんです!
カラスは、見えないところで体に何かが当たると、ビックリして近づかなくなるそうです(*_*)
黒い糸はカラスが気づきにくいので効果的なんだとか。
まずは、畑の四隅に丈夫な支柱を立てます。
そこに黒い糸をくくりつけて、畑をぐるっと囲むように糸を張っていきます。
最終的には支柱の上の方にも張り巡らせて、畑全体を覆うといいそうですよ。
糸と糸の間隔は約25センチ。
カラスは飛んでくる場合もありますが、地面からジャンプするように近づいてくることもあります。
25センチほどの間隔にしておけば、もし地面から近づいてきたとしても安心なんだそうですよ!
実際にこの日の朝も、熟したトマトをカラスに食べられてしまったそうです!
「カラスと人間の競争!」とたむたむが話していました。
しっかりと対策をして、作物をきれいな状態で収穫したいですね(*‘ω‘ *)
- レポーター
- 難波紗也
第5回 大玉トマト追肥
葉が完全に倒れたら収穫のサイン。
タマネギの実に栄養が行き届いた証拠なんだそうです!
しっかりと日光に当てて乾燥させると、長持ちするんだとか。
収穫を終えた畑は、耕して次の栽培の準備!
残った葉や株と一緒にすき込むことができるマルチシートを使うと、片付け作業が楽ですよ♪
自然に分解されてまた土に戻る、環境に優しい資材なんです。
続いては大玉トマト!
大きく育っていました(*´ω`*)
これから赤く色づいていくのが楽しみです。
より大きく育てるため、生育の途中で肥料を追加する「追肥」という作業を行います。
追肥のタイミングは、第3花房(3段目)の花が咲いたときと、第5花房(5段目)の花が咲くとき。
でも、肥料をまかないほうがいい場合もあるそうなんです。
ここで今回のたむたむポイント!!
☆【大玉トマトの追肥のタイミングは、上の方の葉っぱを見るべし】☆
このように、葉がすらっと伸びている場合は追肥してOK!
一方、葉がくるんとしているものは、栄養が足りている証。
ここで追肥すると栄養分が多くなりすぎて、茎が割れたり、成長点が伸びずに止まったりしてしまうそうです。
肥料が必要なタイミングを見極めることが大切なんですね!
トマトの実に栄養を集中させるため、葉と葉の間に出てくる「わき芽」は、こまめに取ったほうがいいそうです!
元気に育てていきましょう(*’ω’*)
- レポーター
- 難波紗也
第4回 ナスやピーマンの虫対策
1週間前に強風が吹いた影響で、キュウリの株がぐったり…。
茎が折れ、葉が傷んでしまいました。
でも茎が折れただけのものについては、復活できるんです!
折れた部分のすぐ下を切って、わき芽を成長させることで実がつくんですよ。
株が傷むと病気にかかりやすくもなるので、予防が必要。
殺菌剤に、殺虫剤と展着剤(葉に液剤をつきやすくするもの)を混ぜたものを、株全体に振りかけました。
ピーマンも強風に悩まされたそうですが、かわいらしい花を咲かせていました!
頑張って成長しています(#^.^#)
5月7日定植したナスの株からは、小さな実がつき始めていましたよ!
植物の成長って早い!見るたびに大きくなっていてうれしくなります(*^_^*)
ここで今回のたむたむポイント!!
☆【ナスやピーマンを作るときには近くにゴマをまくべし】☆
なんでゴマ???不思議に思いますよね。
なんと、虫対策に効果的とのこと!
理由は、ナスにやってくる悪い虫【害虫】を食べてくれるいい虫【益虫】が、ゴマの葉に来やすいから!
【益虫】を【害虫】の方へ移動させてやることで、虫対策になるそうですよ!
このことを「天敵利用」と言うそうです。
ゴマを育てるのは簡単!
1つの穴に5粒ほどをぱらぱらっとまきます。
益虫が寄ってきたとしても、ちゃんと食べられるゴマに成長するとのこと!
オクラの葉にも同じ効果があるそうなので、近くに植えておきました。
これで虫対策はばっちり(*^^*)
さらに、スイカも生育順調!
地面にツルが広がるように、オレンジ色のピンを使って誘引していましたよ!
夏野菜の成長を楽しみましょう~♪
- レポーター
- 難波紗也
第3回 トマト定植・スイカ摘心
ゴールデンウィークに作業をする人も多いと思いますが、5月中旬ごろまでに植え付けると、夏に収穫できるそうです(*^_^*)
ナスやキュウリなどを定植しました♪
次に植えるのはトマト。
ここで、今回のたむたむポイント!!
☆【トマトを植えるときには、花を手前にして植えるべし】☆
トマトの花が咲いている方を手前にして植えると、次に出てくる花も同じ方向に咲くそうです。
そうすることで同じ方向に実がつくので、収穫作業が楽ですよね!
支柱を立てて、茎を支えます。
風で倒れないように固定してやりましょう。
丈夫な苗を選ぶコツを たむたむが教えてくれました!
1つ目は「双葉が残っているもの」。
双葉は、軸の一番下にあります。
葉が少しうねっていますよ!
2つ目は、「葉と葉の間隔がせまいもの」。
買う時はしっかりと見極めて、丈夫な苗を選んでくださいね( *´艸`)
続いて、2週間前に苗を植えたスイカ。
葉が濃い緑色!生育順調です☆
本葉が7枚出たタイミングで必要なのが「摘心(てきしん)」という作業!
子づるに栄養を集中させるため、親づるの成長を止めるんです。
親づるをハサミで切ることによって、実をつける「わき芽」が大きく育つんですよ!
スイカは特に日光が必要な野菜。
「摘心」をすることによって、葉の数も制限されるのでしっかり光が当たります。
甘みがのっておいしくなるんだそうですよ( *´艸`)
成長が楽しみです!
- レポーター
- 難波紗也
第2回 スイカ定植・トウモロコシのまびき・オクラ種まき
スイカの種をまいたのは3月中旬。
1か月ちょっとでこんなに大きくなっていましたよ!
葉っぱが元気!今のところ生育順調です(*^^*)
本葉が3枚くらい出たら定植のサインとのこと。
畑に移し替えていきますよ。
つるが伸びることを想定し、マルチシートに80センチの間隔で穴をあけ、植え付けます。
(※プランターでの栽培に挑戦する人は、小玉スイカがおすすめ♪)
〈80センチの間隔わかるもの〉
ここで今回のたむたむポイント!!
☆【種なしスイカを植えるときは 隣に種ありスイカを植えるべし】☆
種なしスイカの「雄花」の花粉が「雌花」についても、実がつきません!
ですが、種ありスイカの「雄花」の花粉が種なしスイカの「雌花」につくことで、実がつくようになるそうですよ☆
〈青…雄花 赤…雌花〉
花粉の交配はミツバチが行うことが多いので、基本的には人の手を加える必要はないそうです!
苗を畑にうつしたら、ふんわりと土をかぶせます。
このとき、土をぎゅっと固めすぎないように気を付けたほうがいいそうです!
固めすぎると、根が出にくくなってしまうんだとか。
優しく、優しく、土を寄せましょう(*^^*)
続いて、2週間前に種をまいたトウモロコシ。
種を2粒まいたので、芽が2つ出てきました(´▽`*)かわいい!
この状況で必要なのが「まびき」作業。
元気な芽を残して、元気のない芽をハサミで切ります!
切るときは、土の中までハサミを入れます!
芽の上のほうで切ってしまうと、そこからまた同じように芽が出てきてしまうのでまた取らないといけなくなるそうですよ!
さらに、今はオクラの種をまく時期!
1つのポットに3粒ずつまくことが、種まきのポイントです。
オクラはかなり丈夫な植物。
1株のみで育てると、早く大きく育ち、実がかたくなってしまいます。
ですが、3株一緒に育てることで、土の中の栄養が分散されて、やわらかいオクラに育ちやすいそうですよ♪
- レポーター
- 難波紗也
第1回 トウモロコシ種まき・メロン鉢上げ
「たむたむの野菜レッスン」が本格始動です(*^▽^*)
今回は、トウモロコシの種まき!
1週間前に、育苗用の土と肥料を混ぜ、畝立てをしておきました。
そこにマルチシートをかけていきます。
シートをかけることで、土の温度が上がり、育ちやすくなるそうですよ♪
また、雑草が生えてこなくなるというメリットもあるんだとか。
ここに、専用の道具で穴をあけていきます。
穴の中に、トウモロコシのタネをまくんです。
穴は、30センチの間隔であけていくといいとのこと!
ここで今回の、たむたむポイント!!
☆【トウモロコシを作るときは 10本以上作るべし】☆
トウモロコシは、花粉(雄穂)が、ひげ(雌穂)に落ちることで実がつきます。
株を隣り合わせでたくさん植えることで、隣の株からも花粉(雄穂)が飛んでくるので、より実がつきやすくなるんだそうですよ。
育てるのは「おおもの」という品種!
種子消毒がしてあるので、タネはピンク色です。
目立つ色ですよね!
タネは、1つの穴の中に2粒ずつまきます。
人差し指の第一関節くらいの深さがベスト。
芽が出てきたら丈夫な方を残して、最終的には1本にするそうです。
4月中旬は、まだ朝晩が寒いので、不織布をかけておくと、より育ちやすいですよ♪
続いては、3月24日にタネをまいておいたメロン!
タネの向きをそろえてまいたので、芽の向きもしっかりとそろっていますね!
本葉が出てきていましたよ。
今回は「鉢上げ」という作業を行います。
「鉢上げ」とは、セルトレイで発芽した苗を、ポットに移し替えること。
土の量が増えるので、もっと元気よく育つようになります(*^-^*)
まずは、ポットに半分くらい土を入れ、土台を作ります。
その上に苗を乗せ、周りに土を入れていきます。
水をやることを想定して、1センチくらいのスペースを残して土を入れましょう。
このまま育てて、およそ2週間後、畑へ定植します(´▽`*)
- レポーター
- 難波紗也
野菜栽培講座 準備編!
2024年4月から、新企画が始まります!
JA全農おかやまの、“たむたむ”こと田村幸治さんに、野菜作りを教わっていきますよ!(^^)!
番組を見た皆さんが、直売所に出荷できるレベルの野菜を栽培できるようになることが目標!
“たむたむ”に栽培技術を教わって、おいしい農産物を作ってみませんか?(#^^#)
私も、たむたむとおそろいのエプロンを着て、気合十分です!
まずは、栽培を始めるために、用意するものなどを教えてもらいました!
今回は「準備編」ということで、初回、すぐに育苗を始められるように夏野菜の種をまいておきます(*‘ω‘ *)
使うのは、種まき用の土。
これを、「セルトレイ」と呼ばれる小型ポットが連結しているトレイに入れます。
土の量がまばらにならないよう均一にして、全体を水で湿らせます。
この企画では、野菜作りのポイントについて教えてもらいます!
その名も「たむたむポイント」!!
☆【種まきをするときには 種の向きに注意すべし】☆
種の向きをそろえずにまくと、出てくる芽の向きもバラバラになって、日光が均等に当たりません。
ですが、種の向きをそろえることによって全部の芽に同じように日光が当たるので、同じように大きくなってくれるんだそうです!
種の向きをそろえたほうがいいのは、カボチャやキュウリ、スイカなど、出てくる双葉が大きいもの。
ナスやトマトなどは双葉が大きくならないので、種の向きをそろえなくても大丈夫なんだそうですよ。
ちなみに、カボチャの種は、とがっているほうから芽が出てきます。
同じ向きにまいて土をかぶせ、水をたっぷりやります。
次回は、出てきた芽をポットにうつす鉢上げ作業などを行うので、皆さんは、マルチシート・肥料・育苗用の土・ポットを準備しておいてください!
野菜作りを楽しみましょう(*^-^*)
- レポーター
- 難波紗也