712日(金)

第7回 ナスを収穫するときのポイント!

今回はナスの収穫について詳しく教わります。

早速ですが、たむたむポイントは…


☆【ナスを収穫するときには枝ごと切るべし】☆


主枝にいちばん近いわき芽は、今後成長に必要なわき芽。

それ以外のわき芽は必要ないそうです。

ナスの収穫方法の図解
【赤い○をつけたわき芽のみ必要】


そのため、主枝にいちばん近いわき芽のすぐ上の部分を切るんです!

わき芽の切り方の図解
【赤い二重線を引いたところを切る】
 

収穫適期になったナスと、もう必要のない枝・葉を一緒に取るんです。

枝の切り方を教えるたむたむ


その目的は、必要なわき芽に栄養分を集中させること。

不要な葉を取り除くことで、ナスに日光が当たりやすくなるので、実の成長が早くなり、収量が増えるそうですよ!

ナスとたむたむ


うまく手入れすれば、1株あたり200個以上収穫できるんだとか。

農家のみなさんは収量を増やすため、枝管理にも気を使っているとのこと!

家庭菜園より少しレベルの高い、ワンランク上の知識を教えてもらいました(*’ω’*)


ナスは2週間に1回 追肥が必要。

しゃがまずに作業をするため漏斗と透明な筒をつないだお手製のアイテムを作りました!

ナイスアイデアですよね( *´艸`)

追肥するために作った漏斗

1株に25gをまくといいそうですよ。

追肥作業をするたむたむと難波さん


4月に種をまいたトウモロコシも順調に生育していましたよ♪

 4月に種をまいたトウモロコシ


皮をはがすと実がぎっしり(#^.^#)

たむたむは「収穫時期がちょっと遅れたかも」と話していましたが、立派に育ちました!

「おおもの」という品種を生で食べさせてもらうと、すごく甘かったです!(^^)!

立派に育ったトウモロコシを持つたむたむと難波さん


前回、星型の筒に入れて育てたキュウリはこんな感じに成長☆

ハートもすごくかわいいです♡

星型とハート型の筒に入れて育てたキュウリの断面


スイカ【品種:ピノ・ガール】を切ってみると、きれいな赤色!!

シャリっとした食感と、優しい甘みがやみつきになりました(*^-^*)

スイカの断面


夏野菜の収穫が楽しい季節ですね♪
 

レポーター
難波紗也
628日(金)

第6回 夏野菜が育ってきたら鳥よけを!

梅雨入りし、蒸し暑い日も増えてきましたね。

これからますます暑さが厳しくなる時期!


今回から、帽子をかぶって、首を冷やして作業します♪

農作業をするときは熱中症対策をして、体調管理に気を付けましょう。

熱中症対策をして作業に臨むたむたむと難波さん


夏野菜が成長し、畑がにぎやかになってきました(´▽`*)

夏野菜が成長してきたたむたむの畑


夏といえばスイカ!順調に大きくなっています。

全体の色付きをよくするため、玉の下にトレイを敷きます。

スイカ

こうすることで玉全体に日光が届くそうですよ。

トレイを敷かずに育てると、色ムラができてしまうこともあるんだとか。

 色ムラができたスイカ
〈色ムラができてしまったスイカ〉


5月中旬に定植したキュウリは、風の影響に悩まされた時期もありましたが、立派に育ち収穫時期を迎えました♫

5月中旬に定植したキュウリ


今回、生育途中のキュウリを、星型の筒に入れてみました。

星の形に育つのが楽しみです(*'▽')☆

星型の筒に入れたキュウリ


ジャンボピーマンは、名前の通りすごく大きい!!

ここ最近は雨が多かったですが、夏野菜にとってはちょうどいい降り方だったとのこと。

順調に生育しました(*^^*)

ジャンボピーマン


ナスは表面がツヤツヤ!色濃く育ちました(#^^#)

実だけではなく、葉っぱにも注目。

枯れて、穴が開いてしまっています。

このような葉は病気になりやすいので、早めに取っておいた方がいいそうですよ。

枯れたナスの葉


赤く色づいたトマトもきれいに育ちました!甘いですよ~(*^-^*)

トマト


4月10日に種をまいたトウモロコシは、7月上旬に収穫予定です。

4月に種をまいたトウモロコシ


今回のたむたむポイントは、トマトやトウモロコシの収穫時期が近づいたときに必要な作業について!


☆【黒い糸で鳥よけをするべし】☆

おいしく育ってきた作物をカラスなどに食べられないよう、注意が必要なんです!


カラスは、見えないところで体に何かが当たると、ビックリして近づかなくなるそうです(*_*)

黒い糸はカラスが気づきにくいので効果的なんだとか。

カラス除けの黒い糸


まずは、畑の四隅に丈夫な支柱を立てます。

そこに黒い糸をくくりつけて、畑をぐるっと囲むように糸を張っていきます。

最終的には支柱の上の方にも張り巡らせて、畑全体を覆うといいそうですよ。


糸と糸の間隔は約25センチ。

カラスは飛んでくる場合もありますが、地面からジャンプするように近づいてくることもあります。

25センチほどの間隔にしておけば、もし地面から近づいてきたとしても安心なんだそうですよ!

カラス除けに張った黒糸


実際にこの日の朝も、熟したトマトをカラスに食べられてしまったそうです!

「カラスと人間の競争!」とたむたむが話していました。

しっかりと対策をして、作物をきれいな状態で収穫したいですね(*‘ω‘ *)
 

レポーター
難波紗也
614日(金)

第5回 大玉トマト追肥

去年11月に苗を植えたタマネギが、大きくなっていましたよ!

葉が完全に倒れたら収穫のサイン。

タマネギの実に栄養が行き届いた証拠なんだそうです!

葉が完全に倒れて栄養が行き届いたタマネギ


しっかりと日光に当てて乾燥させると、長持ちするんだとか。

乾燥させているタマネギ


収穫を終えた畑は、耕して次の栽培の準備!

次の栽培のために畑を耕す作業

残った葉や株と一緒にすき込むことができるマルチシートを使うと、片付け作業が楽ですよ♪

自然に分解されてまた土に戻る、環境に優しい資材なんです。

マルチシートを使った片付け作業


続いては大玉トマト!

大きく育っていました(*´ω`*)

これから赤く色づいていくのが楽しみです。

大玉トマト


より大きく育てるため、生育の途中で肥料を追加する「追肥」という作業を行います。

追肥のタイミングは、第3花房(3段目)の花が咲いたときと、第5花房(5段目)の花が咲くとき。

でも、肥料をまかないほうがいい場合もあるそうなんです。


ここで今回のたむたむポイント!!

☆【大玉トマトの追肥のタイミングは、上の方の葉っぱを見るべし】☆


このように、葉がすらっと伸びている場合は追肥してOK!

追肥が必要なトマトの葉


一方、葉がくるんとしているものは、栄養が足りている証。

ここで追肥すると栄養分が多くなりすぎて、茎が割れたり、成長点が伸びずに止まったりしてしまうそうです。

追肥が必要ないトマトの葉

肥料が必要なタイミングを見極めることが大切なんですね!


トマトの実に栄養を集中させるため、葉と葉の間に出てくる「わき芽」は、こまめに取ったほうがいいそうです!

元気に育てていきましょう(*’ω’*)

田村さんと難波さん
 

レポーター
難波紗也
524日(金)

第4回 ナスやピーマンの虫対策

1週間前に強風が吹いた影響で、キュウリの株がぐったり…。

茎が折れ、葉が傷んでしまいました。


でも茎が折れただけのものについては、復活できるんです!

折れた部分のすぐ下を切って、わき芽を成長させることで実がつくんですよ。

折れた茎の部分

株が傷むと病気にかかりやすくもなるので、予防が必要。

殺菌剤に、殺虫剤と展着剤(葉に液剤をつきやすくするもの)を混ぜたものを、株全体に振りかけました。

薬品

ピーマンも強風に悩まされたそうですが、かわいらしい花を咲かせていました!

頑張って成長しています(#^.^#)

ピーマンのかわいらしい白い花

5月7日定植したナスの株からは、小さな実がつき始めていましたよ!

植物の成長って早い!見るたびに大きくなっていてうれしくなります(*^_^*)

小さな実がつき始めているナス

ここで今回のたむたむポイント!!

☆【ナスやピーマンを作るときには近くにゴマをまくべし】☆


なんでゴマ???不思議に思いますよね。

なんと、虫対策に効果的とのこと!


理由は、ナスにやってくる悪い虫【害虫】を食べてくれるいい虫【益虫】が、ゴマの葉に来やすいから!

【益虫】を【害虫】の方へ移動させてやることで、虫対策になるそうですよ!

このことを「天敵利用」と言うそうです。


ゴマを育てるのは簡単!

1つの穴に5粒ほどをぱらぱらっとまきます。

益虫が寄ってきたとしても、ちゃんと食べられるゴマに成長するとのこと!

黒ゴマ

オクラの葉にも同じ効果があるそうなので、近くに植えておきました。

これで虫対策はばっちり(*^^*)


さらに、スイカも生育順調!

スイカの苗

地面にツルが広がるように、オレンジ色のピンを使って誘引していましたよ!

ツルに固定したオレンジのピン

夏野菜の成長を楽しみましょう~♪

たむたむと難波リポーター

レポーター
難波紗也
510日(金)

第3回 トマト定植・スイカ摘心

今回は、夏野菜の苗を植えます!

夏野菜の苗


ゴールデンウィークに作業をする人も多いと思いますが、5月中旬ごろまでに植え付けると、夏に収穫できるそうです(*^_^*)

ナスやキュウリなどを定植しました♪

ナスやキュウリなどの定植作業


次に植えるのはトマト。

ここで、今回のたむたむポイント!!

☆【トマトを植えるときには、花を手前にして植えるべし】☆


トマトの花が咲いている方を手前にして植えると、次に出てくる花も同じ方向に咲くそうです。

そうすることで同じ方向に実がつくので、収穫作業が楽ですよね!

トマトの花が咲いている方を手前にして植える


支柱を立てて、茎を支えます。

風で倒れないように固定してやりましょう。

支柱を立てて茎を支える


丈夫な苗を選ぶコツを たむたむが教えてくれました!

1つ目は「双葉が残っているもの」。

双葉は、軸の一番下にあります。

葉が少しうねっていますよ!

双葉が残っている丈夫な苗


2つ目は、「葉と葉の間隔がせまいもの」。

葉と葉の間隔がせまい丈夫な苗

買う時はしっかりと見極めて、丈夫な苗を選んでくださいね( *´艸`)


続いて、2週間前に苗を植えたスイカ。

葉が濃い緑色!生育順調です☆

スイカの苗


本葉が7枚出たタイミングで必要なのが「摘心(てきしん)」という作業!

子づるに栄養を集中させるため、親づるの成長を止めるんです。

7枚の本葉


親づるをハサミで切ることによって、実をつける「わき芽」が大きく育つんですよ!


スイカは特に日光が必要な野菜。

「摘心」をすることによって、葉の数も制限されるのでしっかり光が当たります。

甘みがのっておいしくなるんだそうですよ( *´艸`)

成長が楽しみです!

たむたむと難波さん
 

レポーター
難波紗也
426日(金)

第2回 スイカ定植・トウモロコシのまびき・オクラ種まき

今回は、大玉スイカの定植作業から!

スイカの種をまいたのは3月中旬。

1か月ちょっとでこんなに大きくなっていましたよ!

葉っぱが元気!今のところ生育順調です(*^^*)

3月に種をまいたスイカの葉


本葉が3枚くらい出たら定植のサインとのこと。

畑に移し替えていきますよ。


つるが伸びることを想定し、マルチシートに80センチの間隔で穴をあけ、植え付けます。

(※プランターでの栽培に挑戦する人は、小玉スイカがおすすめ♪)

スイカの定植作業
〈80センチの間隔わかるもの〉


ここで今回のたむたむポイント!!

☆【種なしスイカを植えるときは 隣に種ありスイカを植えるべし】☆


種なしスイカの「雄花」の花粉が「雌花」についても、実がつきません!

ですが、種ありスイカの「雄花」の花粉が種なしスイカの「雌花」につくことで、実がつくようになるそうですよ☆

種なしスイカを植えるときのポイント図解
〈青…雄花 赤…雌花〉


花粉の交配はミツバチが行うことが多いので、基本的には人の手を加える必要はないそうです!

苗を畑にうつしたら、ふんわりと土をかぶせます。

スイカを植え替える難波さん


このとき、土をぎゅっと固めすぎないように気を付けたほうがいいそうです!

固めすぎると、根が出にくくなってしまうんだとか。

優しく、優しく、土を寄せましょう(*^^*)


続いて、2週間前に種をまいたトウモロコシ。

種を2粒まいたので、芽が2つ出てきました(´▽`*)かわいい!

2週間前に種をまいたトウモロコシの葉


この状況で必要なのが「まびき」作業。

元気な芽を残して、元気のない芽をハサミで切ります!


切るときは、土の中までハサミを入れます!

芽の上のほうで切ってしまうと、そこからまた同じように芽が出てきてしまうのでまた取らないといけなくなるそうですよ!

まびき作業


さらに、今はオクラの種をまく時期!

オクラの種


1つのポットに3粒ずつまくことが、種まきのポイントです。

オクラはかなり丈夫な植物。

1株のみで育てると、早く大きく育ち、実がかたくなってしまいます。

ですが、3株一緒に育てることで、土の中の栄養が分散されて、やわらかいオクラに育ちやすいそうですよ♪

オクラの種まき
 

レポーター
難波紗也
412日(金)

第1回 トウモロコシ種まき・メロン鉢上げ

たむたむこと田村幸治さんに野菜作りを教わる新企画!

「たむたむの野菜レッスン」が本格始動です(*^▽^*)

たむたむこと田村幸治さん


今回は、トウモロコシの種まき!

1週間前に、育苗用の土と肥料を混ぜ、畝立てをしておきました。

育苗用の土と肥料


そこにマルチシートをかけていきます。

シートをかけることで、土の温度が上がり、育ちやすくなるそうですよ♪

また、雑草が生えてこなくなるというメリットもあるんだとか。

マルチシートをかける作業


ここに、専用の道具で穴をあけていきます。

穴の中に、トウモロコシのタネをまくんです。

マルチシートに穴をあける専用の道具

穴は、30センチの間隔であけていくといいとのこと!

マルチシートに穴をあけていく作業


ここで今回の、たむたむポイント!!

☆【トウモロコシを作るときは 10本以上作るべし】☆


トウモロコシは、花粉(雄穂)が、ひげ(雌穂)に落ちることで実がつきます。

株を隣り合わせでたくさん植えることで、隣の株からも花粉(雄穂)が飛んでくるので、より実がつきやすくなるんだそうですよ。

トウモロコシの授粉の図解


育てるのは「おおもの」という品種!

種子消毒がしてあるので、タネはピンク色です。

目立つ色ですよね!

トウモロコシの種


タネは、1つの穴の中に2粒ずつまきます。

人差し指の第一関節くらいの深さがベスト。

芽が出てきたら丈夫な方を残して、最終的には1本にするそうです。


4月中旬は、まだ朝晩が寒いので、不織布をかけておくと、より育ちやすいですよ♪

田村さんと難波さん


続いては、3月24日にタネをまいておいたメロン!

タネの向きをそろえてまいたので、芽の向きもしっかりとそろっていますね!

本葉が出てきていましたよ。

メロンの苗


今回は「鉢上げ」という作業を行います。

「鉢上げ」とは、セルトレイで発芽した苗を、ポットに移し替えること。

土の量が増えるので、もっと元気よく育つようになります(*^-^*)


まずは、ポットに半分くらい土を入れ、土台を作ります。

その上に苗を乗せ、周りに土を入れていきます。


水をやることを想定して、1センチくらいのスペースを残して土を入れましょう。

このまま育てて、およそ2週間後、畑へ定植します(´▽`*)

ポットに入れ替えたメロンの苗

田村さんと難波さん
 

レポーター
難波紗也
322日(金)

野菜栽培講座 準備編!

2024年4月から、新企画が始まります!

JA全農おかやまの、“たむたむ”こと田村幸治さんに、野菜作りを教わっていきますよ!(^^)!

JA全農おかやまの田村幸治さん


番組を見た皆さんが、直売所に出荷できるレベルの野菜を栽培できるようになることが目標!

“たむたむ”に栽培技術を教わって、おいしい農産物を作ってみませんか?(#^^#)


私も、たむたむとおそろいのエプロンを着て、気合十分です!

難波さんと田村さん


まずは、栽培を始めるために、用意するものなどを教えてもらいました!

今回は「準備編」ということで、初回、すぐに育苗を始められるように夏野菜の種をまいておきます(*‘ω‘ *)


使うのは、種まき用の土。

これを、「セルトレイ」と呼ばれる小型ポットが連結しているトレイに入れます。

土の量がまばらにならないよう均一にして、全体を水で湿らせます。

種まき用の土


この企画では、野菜作りのポイントについて教えてもらいます!

その名も「たむたむポイント」!!


☆【種まきをするときには 種の向きに注意すべし】☆

種の向きをそろえずにまくと、出てくる芽の向きもバラバラになって、日光が均等に当たりません。

ですが、種の向きをそろえることによって全部の芽に同じように日光が当たるので、同じように大きくなってくれるんだそうです!

向きを揃えられた種


種の向きをそろえたほうがいいのは、カボチャやキュウリ、スイカなど、出てくる双葉が大きいもの。

ナスやトマトなどは双葉が大きくならないので、種の向きをそろえなくても大丈夫なんだそうですよ。

田村さんに習って種まきをする難波さん


ちなみに、カボチャの種は、とがっているほうから芽が出てきます。

かぼちゃの種


同じ向きにまいて土をかぶせ、水をたっぷりやります。

種に水をやる難波さん


次回は、出てきた芽をポットにうつす鉢上げ作業などを行うので、皆さんは、マルチシート・肥料・育苗用の土・ポットを準備しておいてください!

野菜作りを楽しみましょう(*^-^*)

マルチシートと肥料と育苗用の土とポット
 

レポーター
難波紗也