214日(金)

第20回 春に収穫するブロッコリーの栽培

今回が20回目となる「たむたむの野菜レッスン」。

岡山市南区にある畑で栽培を教わっていますが、この日は雪が降っていました(‘ω’)

雪の降る畑

寒そうな野菜たちを見ると、守ってあげたくなります…!

でもこの寒さで甘みが増す作物も多いんですよ。

寒さに耐えながら育っています!

ロマネスコの上に雪がかぶった様子


今回は、春に収穫するブロッコリーの栽培を始めます(^^)

3つの品種の種をまいていきますよ♬

種を持つたむたむ

セルトレイに土を入れて平らにしたら、ここで、今回のたむたむポイント!!

☆【土に穴を開ける前に水をやるべし】☆


土が乾いた状態のままだと、穴の深さが変わってしまうので、穴を開ける前に、たっぷり水をやっておくといいそうです!


穴の深さが変わってしまうと、発芽のタイミングがばらばらになってしまいます。

同じタイミングで発芽させるため、穴の深さはそろえたほうがいいんだとか。

水やり中

土に穴をあけ、1粒ずつ種をまきます。

セルトレイ

発芽するまでは、農業用の電気マットを使うのもおすすめ!

農業用電気マット

ブロッコリーの発芽適温は20℃から25℃。

マットをそのくらいの温度に設定して、マットの上にトレイを置いて育てれば、2日ほどで発芽するそうです!

農業用 電気マットは、JAの資材店で注文すれば、買うことができますよ。


さらに、温度を制御してくれる機械も同時に使うといいとのこと!

熱くなりすぎると、自動で電源が切れるので、温度が上がりすぎるのを防いでくれます!

温度を制御してくれる機械

さらに、寒さを防ぐトンネルも作りましたよ(*’▽’)

発芽するまでは、気が抜けません!!

しっかり寒さを防いでやりましょう。

たむたむと難波リポーター

レポーター
難波紗也
124日(金)

第19回 アスパラガスの冬の管理

今回は、アスパラガスを栽培している人、必見のレッスン!

寒い時期に必要な管理について教わりました。

たむたむと難波リポーター


2022年の春に定植したアスパラガス。

2023年の春に初めて収穫したそうです!


夏になると「夏芽」が出てきますよね。

「夏芽」は全て収穫するのではなく、数本そのまま茎を伸ばし、葉を茂らせます。


そうすることで、株に養分を蓄えられるので、春にまたおいしいアスパラガスが生えてくるんですよ!


この時期の畑には、長く伸びた茎を切った状態のものが、にょきっと顔を出しています。

にょきっと顔を出している夏芽の茎


この茎はもう必要ないので、抜いてOK!

ポキッと簡単に抜ける茎もあれば、なかなか抜けない茎も。

固くて抜けないものは、もう少し時間が経てば抜けるようになるので、いったん置いておくといいそうです(*^^*)

茎を抜くたむたむと難波リポーター


ここで、きょうのたむたむポイント!!

☆【アスパラガスは冬の間に 落ちた葉を焼くべし】☆


細く白っぽいのがアスパラガスの葉。

これに病気がついていることがあるそうです。

アスパラガスの葉


葉をそのままにしておくと、次の収穫のときに影響が出る可能性があるため、バーナーで焼いていきます!

バーナーを持っているたむたむ


畝全体を焼いていくイメージでOK!

ただ畝の真ん中あたりは、焼きすぎると、株などを傷つける恐れがあるため、軽く焼くくらいでいいそうです。

畝を焼いている難波リポーター


冬は空気が乾燥しているので、火の取り扱いには要注意!

アスパラガスは4月に収穫予定です。

レポーター
難波紗也
110日(金)

第18回 肥料をまいたあとは水やりを!

2025年最初の「たむたむの野菜レッスン」です♪


ロマネスコが立派に成長していましたよ!

ゴツゴツしていておもしろい形(*’ω’*)何度見ても飽きません!

虫の被害が心配されましたが、大きく育ち一安心です。

ロマネスコ


ブロッコリーも収穫時期。

秋に雨が少なかったので成長がゆっくりではありましたが、無事収穫できましたよ♪

ブロッコリー


キャベツもかなり大きい!!

葉がしっかり巻いているので、重みを感じました。

成長した様子を見ると、うれしくなりますね(*^^*)

たむたむと難波リポーター


続いて、11月下旬に定植したタマネギ。

5月下旬から6月上旬に収穫予定です!


晩生(おくて)の品種は、冬に3回追肥が必要。

12月か1月に1回、2月上旬に1回、3月上旬に1回です。

この時期に肥料をまくのは、春に「とう」が立つのを防ぐため。

このタイミングで栄養を供給する必要があるそうです!

追肥をするたむたむと難波リポーター


化成肥料は、粒が小さいものがおすすめ。

溶けやすいので、早く効きやすいとのこと!

化成肥料


ここで、きょうのたむたむポイント!!

☆【追肥をしたあとは 必ず水をやるべし】☆


肥料をまいたあと、水をやることで肥料が溶け、それを吸収し効果が出ます。


追肥のあとに水やりをすることは、タマネギだけでなく、ほかの作物にも共通することなんだそうです。

覚えておくと、今後いろんな場面で活躍するかもしれませんね!

追肥のあとの水やり

レポーター
難波紗也
1213日(金)

第17回 ハクサイは霜が降りる前に…

9月21日に植え付けをしたハクサイが、大きく育っていましたよ(*^-^*)

おいしそう♬

ハクサイ

今の時期からでも収穫できますが、もう少し畑に置いておくことで、寒さにあたって甘みが出てくるとのこと!


やっておきたいのが、防除対策。

ハクサイの葉が巻いてきたら、殺菌剤と殺虫剤を混ぜたものをまいておきます。

薬剤

しっかり乾いてから次の作業へ!


ここで、きょうのたむたむポイント!!

☆【ハクサイは霜が降りる前に ひもでくくるべし】☆


ハクサイの葉は、霜に当たると傷んでしまいます。

それを防ぐために、葉を寄せてひもで結び、温度を確保するんです!


これが結構力のいる作業。

これからどんどん寒さが増してくるので、まだという方は、できるだけ早く対策したほうがよさそうです!

葉を寄せてひもで結んだハクサイ

さらに「ミニハクサイ」も育っていましたよ♪

大きさは、大玉ハクサイの1/4。かわいらしいサイズです!

たむたむ:大玉ハクサイ 難波:ミニハクサイ
(たむたむ:大玉ハクサイ 難波:ミニハクサイ)

一度で使い切れるので、衛生面も安心。

葉がやわらかいので生のままサラダに使うこともできるんだとか!

ミニハクサイ

ロマネスコも順調に生育!

幾何学模様のごつごつとした形が印象的ですよね(*´ω`*)

収穫まであと少しです!

ロマネスコ

2024年最後の「たむたむの野菜レッスン」。

冬の野菜がすくすくと成長しています(*’ω’*)

畑

 
レポーター
難波紗也
1122日(金)

第16回 寒い時期は地温を上げる工夫を

 これからの寒い時期の栽培に適したダイコンを育てます!
ダイコンにはさまざまな品種があり、
種をまく時期によって、気をつけることが変わってくるそうですよ。
 
春に収穫する品種を育てるには、「寒さ対策」が欠かせません!
 
ここできょうのたむたむポイント!!
☆【これからの時期は地温を上げる工夫をするべし!】☆
 
寒い冬を乗り越えるために、作物にとって暖かい環境を作ります。
マルチシートは、透明のものを使用!
 
これまでは黒やシルバーのマルチシートを使うことが多かったですが、
透明のものは、直接日光が当たるので、地温が上がりやすくなるとのこと!
寒い時期のダイコン栽培には「透明」を選びましょう☆
 
次に、土に3か所穴を開けて、1粒ずつ種をまきます。
芽が出る確率を高くするために、多めにまいて、あとでまびくんです!
 
しっかりと水やりをしたら、
マルチシートの上に不織布をかけていきます♪
 
不織布は、保温や乾燥防止の効果があるとのこと!
これも地温を上げることにつながりますね。
通気性が高いので、畑に密着させるようにかけてOKです♬
 
次に、支柱をアーチ状にして畑に設置します。
その上からビニールをかけることで、さらに寒さを防ぐことができるそうですよ!
トンネルのようになりました(^^)
 
こうすることで、トンネルの中の空気がどんどん暖かくなるんですよ。
気温計で測ってみました!
 
外の気温は16℃でしたが、
トンネルの中に入れると、5分もたたないうちに20℃に!
ぐんぐん温度が上がっていきました。
 
ダイコンの生育適温は20℃くらいなので、本来はこの気温を保ちたいところ。
でも日ざしが当たって25℃を超えるようであれば、
ビニールに穴を開けて換気してやる必要もあるそうですよ!
 
風で飛ばされないように、さらに支柱を使って上からおさえておきましょう。
 
 
レポーター
難波紗也
118日(金)

第15回 タマネギの苗を植え付ける前に…

9月上旬に種をまいたタマネギの苗が、順調に大きくなっていました!

今は、早生品種の苗の植え付け時期なんです(*^^*)

タマネギの苗

植える前に、畑にマルチシートを張っていきます。

使用するのはこちら!

たまねぎ名人

タマネギの栽培にぴったりなんですよ!

雑草を生えにくくする効果があるのはもちろん、不織布でできているので、水を通すのも魅力。

雨水が適度に畑に浸透し、玉太りしやすいとのこと(*´▽`*)

 

また、シートに均等に「×」の切り込みが入っています。

タマネギを植えるときには、株と株の間隔が大切になるので、この切り込みの通りに植えていけば、ちょうどいい間隔で植えられるそうですよ!

JAの資材店などで購入できます。

シートを敷くたむたむと難波リポーター

 

ここできょうのたむたむポイント!!

☆【タマネギを植える前には 病気の予防をするべし】☆

 

殺菌剤を水で薄めたものに、苗を5分浸すんです!

殺菌剤に苗を浸す様子

タマネギは、病気にかかりやすい作物。

植え付けをしたあと、年内に病気にかかるかどうかで、収穫時期の病気の発生具合が変わってくるそうです。

最初に、病気にかかりにくい強い苗にしておくことが大事とのこと!


苗は、土を深めに掘ってから植えます。

たっぷりと水をやることも忘れずに♪

水やりをする様子

最後に、秋は実りの季節ということで、野菜の収穫を体験(#^.^#)

色鮮やかなカブは、「もものすけ」という品種。

思ったより力を入れなくても収穫できました!

「もものすけ」を収穫!

切ると、白桃のような色合い(#^^#)

ぺろ~んと手で皮がむけるのが特徴で、

生でそのままかじっても、みずみずしくて甘かったです♬

採れたてのおいしさを感じられるのは、自分で育てるだいご味でもありますよね!

「もものすけ」の断面

次に、ミニダイコンの収穫。

「とろっ娘ダイコン」という品種で、煮込むとトロッとするのが魅力なんだそうです。

たむたむもそのおいしさを絶賛していました!

かわいらしい大きさなので、料理に使いやすいですよね(*^。^*)

「とろっ娘ダイコン」と「もものすけ」

作物の成長の喜びも感じることができました♪

収穫した大根とカブを持つ、たむたむと難波リポーター

 
レポーター
難波紗也
1025日(金)

第14回 イチゴ栽培のポイント!

今回は、大好きなイチゴの植え付けに挑戦します♪

“たむたむ”こと田村幸治さん


農家に譲ってもらった苗を使いますよ。

これをプランターで育てていきます!

プランターとイチゴの苗


まずは土づくり。

排水性のいいサラサラの【真砂土(まさつち)】を使用します。

真砂土(まさつち)


そして、ここに肥料を混ぜます。

イチゴは根が弱いため、ゆっくりと効果が出る「緩効性(かんこうせい)肥料」を使いましょう。

緩効性(かんこうせい)肥料


肥料と土は、しっかりと混ぜてからプランターに入れることが大切!

混ぜずに上からまくだけでは、下のほうの土に肥料が全然ない状態になってしまいます。

プランター全体にきちんと肥料の効果を出すため、混ぜておくことは大事なんだそうですよ!


プランターの土の表面を平らにしたら、下の写真のように交互に穴を開けていきます。

並べて植えると、株と株がぶつかって、葉を広げにくくなってしまいます。

互いが影になってしまうとうまく光合成ができず、生育に影響が出ることも。

土の表面を平らにし、交互に穴を開けたプランター


ここできょうのたむたむポイント!!

☆【イチゴの苗を植えるときには向きをそろえて植えるべし】☆


つるのように伸びる茎「ランナー」が目印になります。

茎「ランナー」


イチゴは、ランナーの反対側に実をつけます。

そのため、ランナーを内側に植えることで、外側に実ができるので、収穫のとき楽になりますよ(#^.^#)

たむたむと難波リポーター


イチゴは、深く植えなくてOKです!

植えたあとは必ず水やりを!

根がはるまでは毎日やりましょう。

イチゴに水やり

レポーター
難波紗也
1011日(金)

第13回 農薬を混ぜる順番について

前回 土寄せをした「ネギ」が病気に…。
茶色っぽくなってしまっています。

ネギ

これ以上 病気の範囲を広げないために、予防が必要!

殺菌剤を使いますが、殺虫剤も混ぜて使用します。

もちろん単体でも使用できますが、農家は散布の手間を省くために混ぜて使うことが多いそうですよ!


ここで今回のたむたむポイント!!

☆【農薬を混ぜるときには 溶けやすいものから混ぜるべし】☆


今回使うのはこの3種類。

左から、展着剤、乳剤(殺虫剤)、水和剤(殺菌剤)と並べています。

これが溶けやすい順番なんですよ!

農薬

展着剤の〈て〉、乳剤の〈に〉、水和剤の〈す〉、頭文字をとって〈てにす〉と覚えるといいと、たむたむが教えてくれました(*’ω’*)

難波リポーターとたむたむ

順番を守らないと、きれいに混ざらずダマになってしまう場合も。

農薬の濃い部分と薄い部分ができると、作物の生育に影響が出ることもあるそうなので、気を付けてくださいね!

 

農薬をまくときには、安全のため、ゴーグル、マスク、手袋、カッパを着用。

皆さんも完全防備で散布してください(*^。^*)

完全防備なたむたむ

まくときは専用の道具を使いました。

対象の作物以外にかからないように、気を付けてまきましょう。

農薬散布中

また、【殺菌剤分類】と【殺虫剤分類】にも注目!

農薬には作用機構分類(コード)があって、続けて同じコードの薬をやると効かなくなるので、

次回まくときは違う分類のものをまくといいそうですよ。

殺菌剤分類の表記

レポーター
難波紗也
928日(土)

第12回 タマネギの種をまくポイント!

4月末に植え付けをしたネギが、大きくなっていましたよ!

育てたネギの前で会話するたむたむと難波リポーター

このタイミングで必要なのが「土寄せ」という作業。

ネギが5センチくらい伸びるごとに、土をかぶせるんです!

 

こうすることで、長くて太いネギに育つとのこと(#^.^#)

5回ほど繰り返したら、収穫できる大きさになりますよ!

収穫は12月ごろを予定しています。

ネギ畑

前回種をまいた「ロマネスコ」は、大変なことに…!

「ハスモンヨトウ」という虫に、葉が食べられて穴が開いてしまっています…。悲しい(´;ω;`)

虫に食われた葉

それでも、殺虫剤をまくことで対策できるとのこと。

続いて、タマネギの栽培♪

9月下旬から10月上旬は、晩生の品種の種をまく時期なんだそうです!

タマネギの種

ここできょうのたむたむポイント!

☆【タマネギの種をセルトレイにまくときは下にネットを張るべし】☆

タマネギの種をもつたむたむ

ネットを畑に敷いて、その上に土を入れたセルトレイを置きます!

こうすることで、ネットの網目から根が出て、畑の栄養分を吸収するんですよ。

セルトレイ

ネットを敷かずにセルトレイを置いても根は伸びますが、苗を定植させるときに、移動させるのが大変!

伸びた根が、畑の土にくっついて離れなくなってしまうんです。

ネットを敷いておくことで、根を簡単にはがすことができるんですよ。

セルトレイ下のネット

種はひとつの穴に1粒ずつまいていきます(*^^*)

覆土したら、その上に板を置き、乗ります!!!

重みを加えることでトレイと畑の土を密着させ、根を張りやすくさせますよ。

板の上に乗るたむたむと難波リポーター

最後に水をたっぷりとやります。

土が流れていかないよう弱い水圧で!やさしくかけてやりましょう。

水やりをする難波リポーターとたむたむ

レポーター
難波紗也
913日(金)

第11回 ロマネスコの栽培開始!

今回から栽培を始めるのは、ちょっと珍しい野菜!

「ロマネスコ」です☆

ロマネスコの苗を持つたむたむと種を持つ難波リポーター

ロマネスコは、カリフラワーの仲間。

幾何学模様が特徴で、ゴツゴツとしているんですよ!

冬に収穫する野菜です(#^^#)

ロマネスコの種

8月23日に種をまき、芽が出てきていました!

ロマネスコの芽

定植する前に、まずは畑にマルチシートを張ります。

「開口マルチ」というもので、苗を植えるための穴が開いている商品です!

開口マルチ

丈夫なので繰り返し使うことができて、環境に優しいんです(*^^*)

また、水を通すので、シートを敷いたままでも水やりができますよ。

もちろん、土の水分を保ち、雑草の育成を抑える効果もあります!


JAの資材店で購入することができますよ。

苗を植える様子

マルチシートが張れたら、いよいよ苗を植えていきます!

ここで今回のたむたむポイント!!

☆【ロマネスコの苗を植えるときには 深く植えるべし】☆


ロマネスコの茎は、細くて弱いんです!

風が吹くと、倒れたり、苗全体が揺れることで根が張りにくくなったりするとのこと。


なので、双葉の少し下まで土をかぶせて、茎を固定してやるといいそうです♬

双葉にかかってしまうと生育に影響が出てしまう場合があるので注意!

双葉

植え付けたあとは、たっぷりと水をやることも忘れずに!

水やり中

今は、ニンジンやカブ、ダイコンなどの栽培を始めるのにもピッタリの時期。

種をまくタイミングを逃さないようにしてくださいね♪

様々な野菜の種

ジャンボサイズのニンジンや、ミニダイコンは、スーパーで見かけることも少ないですよね。

自分で育ててみるのもおもしろいかもしれません( *´艸`)


冬の収穫が今から楽しみです!

レポーター
難波紗也