直売所出荷レベルの野菜作りを目指して!一緒に学びましょう
第22回 ナスの接ぎ木
今回教わるのは、ナスの接ぎ木について!
病気に強い木にするため、土台となる木「台木」と実をつける木「穂木」をくっつけます。
まず、穂木の茎を切り、茎の中心にピンをさします。
使うピンはこちら!すごく細いんですよ(*’▽’)
穂木と台木をくっつけたら、あっという間に完成☆
少し手間がかかる接ぎ木ですが、この作業をするのは、病気になるのを防ぐため!
接ぎ木をしていなかったら、病気になってしまった場合、茎から葉へと菌が広がってしまいます。
でも、接ぎ木をしていれば、台木で菌が止まってくれるので、病気が広がるのを防ぐことができるんですよ!
【左:接ぎ木した木 右:接ぎ木していない木】
竹串を支柱代わりにして、苗を支えてやりましょう!
ここできょうのたむたむポイント!!
☆【接ぎ木をしたあとは湿度の高い場所で管理するべし】☆
台木と穂木がまだくっついていないときには、茎から水分を吸収できません。
そのため、葉から水分を吸収させる必要があるそうです!
湿度が低くなると、葉から枯れてしまい、今後の生育に影響してしまいます (*_*)
湿度100%の環境にするには、ビニールハウスの中に水をたっぷりやります。
さらに温床マットをしいて、暖かくしています。
ハウスの中の温度は20℃にするのがベストとのこと(#^^#)
密閉状態にして日光を遮ることも大切。
ビニール2枚の上に、保温用の資材をかけ、真っ暗にしているんですよ!
接ぎ木をしたあと1週間くらいはこの環境を保ちましょう♪
- レポーター
- 難波紗也
第21回 タマネギの病気対策
11月に植えたタマネギ!
順調に育っています(*’ω’*)
さっそくですがここで!今回のたむたむポイント!!
☆【これからの時期は10日に1回病気の予防をするべし】☆
教わるのは「べと病」にかからないための対策。
表面についた菌が、葉の中に広がらないようにするため、予防をします!
ただ、「殺菌剤」はずっと効果が続くものではないので、10日に1回の頻度で行う必要があるそうですよ。
「殺菌剤」は、続けて同じものをまくと効果が出にくくなるそうです。
そのため、使う薬は毎回変えることが大切!
最低でも3種類を使い回したほうがいいそうですよ。
ラベルなどに書いてある使用方法は、きちんと守ってくださいね!
さらに今回は、ブロッコリーを定植するための「土作り」もしましたよ!
たい肥を畑にまいたあと、しっかりと耕し、作物が育ちやすい環境を作ってやりましょう!
土作りも、次の栽培に向けた大切な作業です。
- レポーター
- 難波紗也
第20回 春に収穫するブロッコリーの栽培
今回が20回目となる「たむたむの野菜レッスン」。
岡山市南区にある畑で栽培を教わっていますが、この日は雪が降っていました(‘ω’)
寒そうな野菜たちを見ると、守ってあげたくなります…!
でもこの寒さで甘みが増す作物も多いんですよ。
寒さに耐えながら育っています!
今回は、春に収穫するブロッコリーの栽培を始めます(^^)
3つの品種の種をまいていきますよ♬
セルトレイに土を入れて平らにしたら、ここで、今回のたむたむポイント!!
☆【土に穴を開ける前に水をやるべし】☆
土が乾いた状態のままだと、穴の深さが変わってしまうので、穴を開ける前に、たっぷり水をやっておくといいそうです!
穴の深さが変わってしまうと、発芽のタイミングがばらばらになってしまいます。
同じタイミングで発芽させるため、穴の深さはそろえたほうがいいんだとか。
土に穴をあけ、1粒ずつ種をまきます。
発芽するまでは、農業用の電気マットを使うのもおすすめ!
ブロッコリーの発芽適温は20℃から25℃。
マットをそのくらいの温度に設定して、マットの上にトレイを置いて育てれば、2日ほどで発芽するそうです!
農業用 電気マットは、JAの資材店で注文すれば、買うことができますよ。
さらに、温度を制御してくれる機械も同時に使うといいとのこと!
熱くなりすぎると、自動で電源が切れるので、温度が上がりすぎるのを防いでくれます!
さらに、寒さを防ぐトンネルも作りましたよ(*’▽’)
発芽するまでは、気が抜けません!!
しっかり寒さを防いでやりましょう。
- レポーター
- 難波紗也
第19回 アスパラガスの冬の管理
今回は、アスパラガスを栽培している人、必見のレッスン!
寒い時期に必要な管理について教わりました。
2022年の春に定植したアスパラガス。
2023年の春に初めて収穫したそうです!
夏になると「夏芽」が出てきますよね。
「夏芽」は全て収穫するのではなく、数本そのまま茎を伸ばし、葉を茂らせます。
そうすることで、株に養分を蓄えられるので、春にまたおいしいアスパラガスが生えてくるんですよ!
この時期の畑には、長く伸びた茎を切った状態のものが、にょきっと顔を出しています。
この茎はもう必要ないので、抜いてOK!
ポキッと簡単に抜ける茎もあれば、なかなか抜けない茎も。
固くて抜けないものは、もう少し時間が経てば抜けるようになるので、いったん置いておくといいそうです(*^^*)
ここで、きょうのたむたむポイント!!
☆【アスパラガスは冬の間に 落ちた葉を焼くべし】☆
細く白っぽいのがアスパラガスの葉。
これに病気がついていることがあるそうです。
葉をそのままにしておくと、次の収穫のときに影響が出る可能性があるため、バーナーで焼いていきます!
畝全体を焼いていくイメージでOK!
ただ畝の真ん中あたりは、焼きすぎると、株などを傷つける恐れがあるため、軽く焼くくらいでいいそうです。
冬は空気が乾燥しているので、火の取り扱いには要注意!
アスパラガスは4月に収穫予定です。
- レポーター
- 難波紗也
第18回 肥料をまいたあとは水やりを!
2025年最初の「たむたむの野菜レッスン」です♪
ロマネスコが立派に成長していましたよ!
ゴツゴツしていておもしろい形(*’ω’*)何度見ても飽きません!
虫の被害が心配されましたが、大きく育ち一安心です。
ブロッコリーも収穫時期。
秋に雨が少なかったので成長がゆっくりではありましたが、無事収穫できましたよ♪
キャベツもかなり大きい!!
葉がしっかり巻いているので、重みを感じました。
成長した様子を見ると、うれしくなりますね(*^^*)
続いて、11月下旬に定植したタマネギ。
5月下旬から6月上旬に収穫予定です!
晩生(おくて)の品種は、冬に3回追肥が必要。
12月か1月に1回、2月上旬に1回、3月上旬に1回です。
この時期に肥料をまくのは、春に「とう」が立つのを防ぐため。
このタイミングで栄養を供給する必要があるそうです!
化成肥料は、粒が小さいものがおすすめ。
溶けやすいので、早く効きやすいとのこと!
ここで、きょうのたむたむポイント!!
☆【追肥をしたあとは 必ず水をやるべし】☆
肥料をまいたあと、水をやることで肥料が溶け、それを吸収し効果が出ます。
追肥のあとに水やりをすることは、タマネギだけでなく、ほかの作物にも共通することなんだそうです。
覚えておくと、今後いろんな場面で活躍するかもしれませんね!
- レポーター
- 難波紗也
第17回 ハクサイは霜が降りる前に…
9月21日に植え付けをしたハクサイが、大きく育っていましたよ(*^-^*)
おいしそう♬
今の時期からでも収穫できますが、もう少し畑に置いておくことで、寒さにあたって甘みが出てくるとのこと!
やっておきたいのが、防除対策。
ハクサイの葉が巻いてきたら、殺菌剤と殺虫剤を混ぜたものをまいておきます。
しっかり乾いてから次の作業へ!
ここで、きょうのたむたむポイント!!
☆【ハクサイは霜が降りる前に ひもでくくるべし】☆
ハクサイの葉は、霜に当たると傷んでしまいます。
それを防ぐために、葉を寄せてひもで結び、温度を確保するんです!
これが結構力のいる作業。
これからどんどん寒さが増してくるので、まだという方は、できるだけ早く対策したほうがよさそうです!
さらに「ミニハクサイ」も育っていましたよ♪
大きさは、大玉ハクサイの1/4。かわいらしいサイズです!
(たむたむ:大玉ハクサイ 難波:ミニハクサイ)
一度で使い切れるので、衛生面も安心。
葉がやわらかいので生のままサラダに使うこともできるんだとか!
ロマネスコも順調に生育!
幾何学模様のごつごつとした形が印象的ですよね(*´ω`*)
収穫まであと少しです!
2024年最後の「たむたむの野菜レッスン」。
冬の野菜がすくすくと成長しています(*’ω’*)
- レポーター
- 難波紗也
第16回 寒い時期は地温を上げる工夫を








- レポーター
- 難波紗也
第15回 タマネギの苗を植え付ける前に…
9月上旬に種をまいたタマネギの苗が、順調に大きくなっていました!
今は、早生品種の苗の植え付け時期なんです(*^^*)
植える前に、畑にマルチシートを張っていきます。
使用するのはこちら!
タマネギの栽培にぴったりなんですよ!
雑草を生えにくくする効果があるのはもちろん、不織布でできているので、水を通すのも魅力。
雨水が適度に畑に浸透し、玉太りしやすいとのこと(*´▽`*)
また、シートに均等に「×」の切り込みが入っています。
タマネギを植えるときには、株と株の間隔が大切になるので、この切り込みの通りに植えていけば、ちょうどいい間隔で植えられるそうですよ!
JAの資材店などで購入できます。
ここできょうのたむたむポイント!!
☆【タマネギを植える前には 病気の予防をするべし】☆
殺菌剤を水で薄めたものに、苗を5分浸すんです!
タマネギは、病気にかかりやすい作物。
植え付けをしたあと、年内に病気にかかるかどうかで、収穫時期の病気の発生具合が変わってくるそうです。
最初に、病気にかかりにくい強い苗にしておくことが大事とのこと!
苗は、土を深めに掘ってから植えます。
たっぷりと水をやることも忘れずに♪
最後に、秋は実りの季節ということで、野菜の収穫を体験(#^.^#)
色鮮やかなカブは、「もものすけ」という品種。
思ったより力を入れなくても収穫できました!
切ると、白桃のような色合い(#^^#)
ぺろ~んと手で皮がむけるのが特徴で、
生でそのままかじっても、みずみずしくて甘かったです♬
採れたてのおいしさを感じられるのは、自分で育てるだいご味でもありますよね!
次に、ミニダイコンの収穫。
「とろっ娘ダイコン」という品種で、煮込むとトロッとするのが魅力なんだそうです。
たむたむもそのおいしさを絶賛していました!
かわいらしい大きさなので、料理に使いやすいですよね(*^。^*)
作物の成長の喜びも感じることができました♪
- レポーター
- 難波紗也
第14回 イチゴ栽培のポイント!
今回は、大好きなイチゴの植え付けに挑戦します♪
農家に譲ってもらった苗を使いますよ。
これをプランターで育てていきます!
まずは土づくり。
排水性のいいサラサラの【真砂土(まさつち)】を使用します。
そして、ここに肥料を混ぜます。
イチゴは根が弱いため、ゆっくりと効果が出る「緩効性(かんこうせい)肥料」を使いましょう。
肥料と土は、しっかりと混ぜてからプランターに入れることが大切!
混ぜずに上からまくだけでは、下のほうの土に肥料が全然ない状態になってしまいます。
プランター全体にきちんと肥料の効果を出すため、混ぜておくことは大事なんだそうですよ!
プランターの土の表面を平らにしたら、下の写真のように交互に穴を開けていきます。
並べて植えると、株と株がぶつかって、葉を広げにくくなってしまいます。
互いが影になってしまうとうまく光合成ができず、生育に影響が出ることも。
ここできょうのたむたむポイント!!
☆【イチゴの苗を植えるときには向きをそろえて植えるべし】☆
つるのように伸びる茎「ランナー」が目印になります。
イチゴは、ランナーの反対側に実をつけます。
そのため、ランナーを内側に植えることで、外側に実ができるので、収穫のとき楽になりますよ(#^.^#)
イチゴは、深く植えなくてOKです!
植えたあとは必ず水やりを!
根がはるまでは毎日やりましょう。
- レポーター
- 難波紗也
第13回 農薬を混ぜる順番について
前回 土寄せをした「ネギ」が病気に…。
茶色っぽくなってしまっています。
これ以上 病気の範囲を広げないために、予防が必要!
殺菌剤を使いますが、殺虫剤も混ぜて使用します。
もちろん単体でも使用できますが、農家は散布の手間を省くために混ぜて使うことが多いそうですよ!
ここで今回のたむたむポイント!!
☆【農薬を混ぜるときには 溶けやすいものから混ぜるべし】☆
今回使うのはこの3種類。
左から、展着剤、乳剤(殺虫剤)、水和剤(殺菌剤)と並べています。
これが溶けやすい順番なんですよ!
展着剤の〈て〉、乳剤の〈に〉、水和剤の〈す〉、頭文字をとって〈てにす〉と覚えるといいと、たむたむが教えてくれました(*’ω’*)
順番を守らないと、きれいに混ざらずダマになってしまう場合も。
農薬の濃い部分と薄い部分ができると、作物の生育に影響が出ることもあるそうなので、気を付けてくださいね!
農薬をまくときには、安全のため、ゴーグル、マスク、手袋、カッパを着用。
皆さんも完全防備で散布してください(*^。^*)
まくときは専用の道具を使いました。
対象の作物以外にかからないように、気を付けてまきましょう。
また、【殺菌剤分類】と【殺虫剤分類】にも注目!
農薬には作用機構分類(コード)があって、続けて同じコードの薬をやると効かなくなるので、
次回まくときは違う分類のものをまくといいそうですよ。
- レポーター
- 難波紗也