芋? 果物?万能野菜「ヤーコン」ご存じですか?
まんのう町に、冬からから春にかけて旬の「ヤーコン」という野菜があると聞いてやってきたんですけども。
「ヤーコン」正直、初耳です。どんな野菜なんでしょうか?
この近くで栽培されてるということなんで、早速行ってみましょう。
いったいどんな野菜なのか、地元のJAの担当者に教えてもらった住所を訪ねました。
だいぶ畑も春らしくなってきましたね。この辺りだと担当の方に伺ったんですけども、多分あの方ですね。
おはようございます。
(徳井 和子さん)おはようございます。
ヤーコン育ててるのは、このあたりですか?
(徳井 和子さん)そうです。
ちょっと畑に失礼させていただいて。どれがヤーコンなんですか?
(徳井 和子さん)これがヤーコンです。
白いサツマイモみたいな!?ヤーコンって芋だったんですか。
南米アンデス地方が原産とされているヤーコン、ポリフェノールやオリゴ糖が多く含まれる野菜で比較的育てやすいことから、30年ほど前、農業試験場が新たな作物として紹介し栽培が広がりました。
徳井さん、なかなか小さい体に似合わず力持ちで。
うわっ、すっごい!一株からこんなに取れるんですか。
(徳井 和子さん)そうです。
すごいぞヤーコン、ものすごく効率の良い野菜ですね。
さらにこんな特徴も。
原産地では果物としても食べたりもして。ちょっと甘いんですよ。生でも食べられるし。
芋でもあり果物でもあり。不思議な野菜ですね。
収穫の際に折れたものを、ちょっと囓らせてもらいました。いただきます。
あっ、甘い。本当に甘いですね。果物で言うと、梨みたいな感じ。
そんな甘さがありますね。香りもすごく良くて、すごいなヤーコン。
確かに芋だけど果物っていうのは、これわかりますよ、齧ったら。
ヤーコンは!刻んで水にさらしたらサラダの具材に、その他にも、きんぴらや天ぷら、炊き込みご飯にしても美味しいそうです。
さらに徳井さん、ヤーコンを使ってこんなものも作っています。
ヤーコンの「焼にくのたれ」に「ジャム」。
いろんな使い道があるわけですね。
どういうふうにジャムは作ってるんですか?
(徳井 和子さん)ミキサーでつぶして、2時間ぐらいコトコトと炊いてます。
本当に素材の味そのまんま。
では、ちょっとパンにつけてみて、いただきます。
美味しい!口の上でポロッと滑らかにとろけて。
そして甘みがものすごく濃いです。これヤーコン本来の甘味が。
(徳井 和子さん)そうですね。それとお砂糖とで。ジャムにするので日持ちしないといけないから。
ヤーコン自体もすごく甘かったですもんね。これは本当に美味しいです。
「ジャム」と「焼にくのたれ」は、地域の産直市などで購入できるということです。
さらにまんのう町にはヤーコンを使ったお料理も!
まんのう池のほとりにある「かりん亭」です。
(かりん亭 真鍋 三津子さん)はい、お待たせしました。
これがヤーコンうどんです。
これ、ちょっと麺が、ほのかに緑がかってますけども。麺の中にヤーコンが!?
(かりん亭 真鍋 三津子さん)ヤーコンの芋と葉っぱと入ってるんです。練り込んであるんです。
葉っぱも入ってるんですね。何といったらいいんでしょう。オリーブ色のね、特徴的な色みの麺ですよね。
いただきます。
うん、うどんも甘い。
(かりん亭 真鍋 三津子さん)もっちりした感じ。
食感が確かに、かなりコシがあって、そしてやっぱりヤーコンの甘みが、しっかりこのうどん自体にも出てますね。
出汁を邪魔しないぐらいでちょうどいいですね。
(かりん亭 真鍋 三津子さん)だからで酢醤油で食べる方もおいでます。
もっとさっぱりと、シンプルに。
うどん以外にもヤーコンを使ったコロッケも大人気。
サクサクの衣と柔らかくほのかに甘いヤーコンの組み合わせは抜群です!
そのままでも、料理に使っても加工品にしても、栄養満点の万能野菜「ヤーコン」!
一度味わってみてはいかがですか。
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