SDGsを目指す企業、新しく起業した企業、歴史ある企業など、地域社会とともに成長していく岡山・香川の企業のトップに「夢」と「未来図」を語っていただくインタビュー番組。 インタビュアーは国司憲一郎。

2024年10月5日(土) 放送 [ 再放送:2024年10月7日(月) ]

(株)NICS (玉野市)

(株)NICS (玉野市)

代表取締役社長 山根慎一郎 氏

NICSは、旧社名を日本情報管理システムという。
ソフトウェア受託開発を柱事業として、ある特殊な場所での物流システムを担っている。
そのある特殊な場所とは?
NICSの歩みを振り返ると、その答えがわかる。
慎一郎社長の祖父が始めた三井造船の下請けである山根船舶工業が、NICSの原点だ。
2代目の父・敬則氏が社内の電算部を独立させ、船舶工業と2社の経営に乗り出した、これが1974年のこと。
NICSの前身、日本情報管理システムの誕生である。
それから半世紀、現在のNICSが活躍するのは国内外の大きな港。
港湾事業で圧倒的な力を誇る三井E&Sの「おおいなる下請け」として、シェアトップを走り続けている。
2000年に社長に就任した山根社長、当時の経営危機も乗り越え、社内改革も成功させ、2020年に新たな一歩を踏み出した。
その結果が、2024年8月8日の東京証券取引所の上場だ。
NICSが上場したのは、プロ投資家向けの市場「東京プロマーケット」である。
「新規取引で東京ではずいぶん悔しい思いもしたが、上場企業となると相手の眼の色が変わる!」と話す山根社長。
上場企業が増えれば、岡山県の経済活動も活発になると考えている。
国の方針で港湾事業もIT導入が加速している。
三井E&Sがそれに従い、NICSがおおいなる下請けとして新規事業に取り組む、準備は万端らしい。
高い技術力と信頼で、顧客の業界のはばも広がり、発注の新しい流れが見えてきた。
ヴェトナム、東欧諸国も視野にNICSの未来をトップインタビューです。

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