SDGsを目指す企業、新しく起業した企業、歴史ある企業など、地域社会とともに成長していく岡山・香川の企業のトップに「夢」と「未来図」を語っていただくインタビュー番組。 インタビュアーは国司憲一郎。
2025年3月1日(土) 放送 [ 再放送:2025年3月3日(月) ]
岡山能楽振興会(倉敷市)
会長 八木原周平氏
能楽の魅力を広く多くの人に伝え、次世代へ継いでいこうと、1972年に岡山後楽能が設立され、2018年にそれを受け継ぐ形で岡山能楽振興会が活動を始めた。
室町時代に成立し、650年の歴史を持つ日本の代表的な古典芸能だが、ユネスコの無形文化遺産にも登録され、世界の演劇のひとつでもある。
岡山能楽振興会の主な活動は、年一回の後楽園の能舞台で行われる大会。
今年は記念すべき第55回大会で、大曲「道成寺」が上演される。
能楽の3つの要素は、「面」「美しい装束」、そして専用の「能舞台」だ。
現代では、能楽堂と呼ばれる屋内のホールでの上演が主流だが、八木原会長いわく「屋外の能舞台の魅力、とくに後楽園のそれは素晴らしい」。
見所と呼ばれる客席が舞台と近いこと、屋外の舞台なので、自然光の中で、面や装束の色調が移りゆくさまが見事なこと、だそうだ。
八木原会長は、能の中で囃子方の笛方を受け持つ、能楽協会笛方森田流師範でもある。
国立音大の出身だが、楽器はなんとヴァイオリン、オーケストラに在籍したり教師も務めた経歴を持つ。
大学時代にクラシックの和音を持たない和楽の世界に憧れたそうだが、25歳で本格的に笛を始め、36歳の時能楽協会に入会した。
全国に41人いる笛のプロ演奏家としても忙しい毎日を送る。
そして、もっかの大目標は、11月3日岡山後楽園で開催される「第55回岡山後楽能」。
クラウドファンディングがうまくいきますように、大曲「道成寺」がつつがなく上演できますように、能楽への興味が集まりますように、この2025年秋、会長として正念場を迎える。
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