SDGsを目指す企業、新しく起業した企業、歴史ある企業など、地域社会とともに成長していく岡山・香川の企業のトップに「夢」と「未来図」を語っていただくインタビュー番組。 インタビュアーは国司憲一郎。

2024年6月22日(土) 放送 [ 再放送:2024年6月24日(月) ]

ゼノー工具(株)(岡山市)

ゼノー工具(株)(岡山市)

代表取締役社長  岸本晋一 氏

創業は昭和37年、山陽精密工業として岸本社長の祖父が立ち上げた。
切削工具一筋で62年を歩んできたゼノー工具、現社長が3代目だ。
ゼノー工具が作る切削工具は、旋盤やマシニングセンターなどの工作機械に取り付けて使う刃物を指す。
穴を開けるドリル、開けた穴の精度を上げて緻密に仕上げるリーマー、四角い鋼材からある形を削り出すエンドミルなどがそうである。
大手工具メーカーの特注品、いわゆるオーダーメイドの特殊工具を作ってきたので、その技術の集積と高さは追随を許さない。
ゼノー工具が、国内で1,2を争うと称されるゆえんだ。
そして、その技術の中から生み出され、主力製品になりつつあるのが、ペレタイザーカッターという工具。
プラスチック原料の樹脂を米粒のようなペレット状にするカッターで、ゼノー工具の熟練の技術がつぎ込まれている。
直径100ミリから300ミリの車軸のような形の鉄材の棒の周囲に、タングステンカーバイドと呼ばれる超硬材の刃を銀ローでロー付けする技術がそれだ。
顧客である、自動車、繊維、化学プラントメーカーの信頼を大切に、再研磨というメンテナンスにも注力する。
中国の工場に加え、タイ・マレーシアも視野に入れながら、世界で挑戦を続けるゼノー工具、岸本社長にトップインタビューです。