SDGsを目指す企業、新しく起業した企業、歴史ある企業など、地域社会とともに成長していく岡山・香川の企業のトップに「夢」と「未来図」を語っていただくインタビュー番組。 インタビュアーは国司憲一郎。
2024年6月1日(土) 放送 [ 再放送:2024年6月3日(月) ]
倉敷ホタル愛好会(倉敷市)
会長 木山佳吾 氏
まきび公園管理組合会長 中山正明 氏
「大昔はねぇ、真備町の奥の山のほうには飛びょうったんですよ、でも町中では見たことないです」と話す木山会長。
倉敷ホタル愛好会では、真備町の中心にほど近いまきび公園と末政川の2か所でホタルの幼虫の放流を行い、6月には幻想的なホタルの乱舞が見られるようにしてきた。
木山会長とホタルの出会いは20数年前にさかのぼる。
真備町の町中でもホタルが飛んだら見事だろうな、子どもたちに見せることができたらどんなにいいだろう。
ホタルの専門科や研究者に教えを請い、仲間を集めて倉敷ホタル愛好会が発足し活動を続けてきた。
ホタルの見ごろは6月だが、会の活動はそれからが正念場。
飛んでいるホタルを捕捉し、メスとオスを小さな駕籠に入れ繁殖させる。
このときメスは1匹で300~500個の卵を産むが、自然界で成虫になるのは、たった1%程度なのだ。
木山会長たちは、この数字を人工的に5%に引き上げるよう取り組んでいる。
卵の孵化、餌となるカワニナの捕捉と放流、川の水質の管理など10月下旬にホタルの幼虫を放流するまでが愛好会の仕事なのである。
仲間も増えた。
酒津や由加山、矢掛や足守などの地域でもホタルの生育活動を行っている。
♪ほ、ほ、ほ~たる来い、真備の水はあ~まいぞ。
放流を手伝うこどもたちと共に、ホタルの飛び交う美しい風景を今年も待ち望むホタル愛好会だ。
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