SDGsを目指す企業、新しく起業した企業、歴史ある企業など、地域社会とともに成長していく岡山・香川の企業のトップに「夢」と「未来図」を語っていただくインタビュー番組。 インタビュアーは国司憲一郎。
2024年1月20日(土) 放送 [ 再放送:2024年1月22日(月) ]
(株)テオリ(倉敷市)
代表取締役 中山和幸 氏
倉敷市真備町服部に、本社工場とショールームを構えるテオリ。
真備町と言えば竹の特産地、春先の美味しいタケノコを待ちわびる人も多い。
テオリは、その竹の集成材を使った家具製造企業、国内で唯一のメーカーである。
テオリが掲げる3本の旗は、メイドイン倉敷の家具づくり、地域貢献、そして持続可能性=サスティナビリティだ。
中山代表は「竹の循環型社会」に胸を張る。
根の部分は竹の小物に、真ん中のまっすぐな部分は竹の集成材にして家具に、先端に近い細い部分は表皮を粉末にして自然塗料や入浴剤に、枝葉は粉砕乾燥のうえ土壌改良剤にして竹林に戻す。
竹は生長が早く、枯渇することなく永続して使える唯一の天然資源なのだ。
1989年、父である中山正明会長が家具部品加工を創業したのがテオリの出発点。
他社との区別化を考え、地元の資源活用を思い、竹の集成材を使うことを目指した。
しかし、設備も足らずやむなく中国からの輸入集成材を使用、念願かなって地元の竹を使った集成材の自社製造を始めることができたのは2017年のことだった。
美しい竹林を保ちながらSDGsに対応した竹循環型社会を創造する。
テオリの理念と道のりをトップインタビューです。
(写真は睡蓮の花をイメージした照明器具SUIRENを前に。自慢の一品です。)
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