番組審議会

<第513回審議会概要>
■開催日時 平成15年3月12日(水)午後2時00分~
■場所 山陽放送本社第一会議室
■出席委員 高山雅之(委員長)、片山浩子(副委員長)、有吉捷郎、岩佐武彦、岡 将男、岡 靖彦、金森 満廣、中力 昭、中澤正良、中谷和子
■社 側 大倉社長、友田常務、糸島常務、井上ラジオ局長、原報道制作局長、野崎業務局長ほか
■議事の概要 番組批評
(1) テレビ自社制作
 VOICE21「元気です!街のラーメン・うどん屋さん~岡山・香川~」
 放送2月20日(木)18:55~19:54
(2) ラジオ自社制作
 おはようネットワーク
 放送3月3日(月)6時35分~10時00分(批評対象は7時~8時放送分)
本年度最後の審議会では、9人の委員が出席し、テレビとラジオの自社制作番組について合評が行なわれた。
テレビ番組については
△ 番組は、うどん・ラーメン味の探訪というより、新たにベンチャー企業を起こすときにはどうしたらいいのかというマニアル的な感じがした。元気がないと言われる日本にもまだベンチャースピリットがあり、活力ある日本を造ることが出来ると感じた。
△ 本場のうどんは安いのがモットー、修業して技術をおしえるだけでなく、料金も指導して欲しい。うどん道とかラーメン道とか、なにか求道といった雰囲気を感じた。
△ 若い人たちが好きな商売を一生懸命にやって食べて行けるというのは理想的なこと。戦争でギクシャクした今の世の中で、VOICEはそういうところとは無縁の小市民的な番組で大上段に振りかざさず生活情報に徹しているところが成功の秘訣といえる。
△ 奥富、早田両キャスターのキャラクター、個性がよくでており、落ち着いた風格を感じた。
△ 若い人たちの挑戦を頼もしく思ったが、女性が一人もいないのは残念、職人になって店を持とうと言う女性がいないのか、まだそれほどの力をつけていないのかまた探してみて欲しい。
△ 美味しいものを美味しく写すのは大変むつかしいが、湯気がたったおいしそうな場面が何度も登場し、カメラワークもすばらしいと思った。
ラジオ自社制作については
△ 情報収集カーラジまるを走らせるなど新しい形態で取材し、話題を提供するなどいろいろ工夫しながらやっていることが伺える。もう少し活気があってもいいのではないか。交通事故情報では、事故を減らしたいという思いがひしひしと伝わってきて、非常にいい効果をもたらしていた。取り締まり情報も含めて、いろいろ教育をしてくれている。
△ あさ新聞をゆっくり読む暇のない人にとっては、国際情勢から気象情報までこまごまと伝えてくれる番組は大変役に立つ。
△ ウエザーリポーターの山賀さんという人のキャラクターはすばらしい。番組から方言が消え去った今、キャラクターとともに、方言での会話はとてもいい。ラジオをとおしてこういったすばらしい人の掘り起こしをもっとやってもらいたい。
△ 朝が忙しい主婦にとって、何かをしながら聞けるラジオの存在はありがたい。地域密着の生活情報が一杯で、それも新鮮な情報とあって、ラジオのよさを再認識した。
△ キャスターの滝沢さんの声もよく話すスピードも中庸で、非常に聞きやすい。苦労が多かったと思うし、あれだけの取材をよくまとめて放送していると思った。