番組審議会

<第510回審議会概要>
■開催日時 平成14年12月11日(水)午後3時30分~
■場所 山陽放送本社第一会議室
■出席委員 高山雅之(委員長)、片山浩子(副委員長)、有吉捷郎、岩佐武彦、岡 将男、岡 靖彦、金森満廣、中力 昭、中澤正良、中谷和子
■社 側 大倉社長、友田常務、糸島常務、井上ラジオ局長、原報道制作局長、野崎業務局長(番組審議会事務局長)、秋政編成部長ほか
■議事の概要 番組批評
(1) テレビ自社制作
 岡山県スクールインターネット博「チャレンジWebコンテスト」
 12月1日(日)11:00~11:30
(2) ラジオ自社制作
 「山陽女子ロードレース大会実況中継」
 12月1日(日)10:00~12:00
テレビ番組についてのおもな意見は次のとおり
△ ITを使って、自分達で情報を収集し、自分達の感性で新たなものをつくるというクリエイティブな教育ができるということを番組で実感できた。
寝たきりの子ども達がITで自分の思いを発信できるということは、ITがビジネスの世界以外でもすばらしい価値をもつということを知らせてくれたいい番組だった。
△ いまの子どもは自分でものを作ってゆく力がなくて、与えられたものばかりやっているのかと思っていたが、違うということを番組をとおして発見できた。
△ ITを通して子どもたちが生きる力、創造する力を自分達で養っているのを見て感動し、感心した。ただたくさん取り上げすぎていたため、時間的に苦しい場面もあった。
△ 子ども達が感性を高めるようなネタを自分で探してきて、取材し、表現をして審査してもらい喜ぶという過程が誰にも平等に与えられるところがITのすばらしいところで、それが良く表現されていた。もう少し丁寧に表現してもらいたいところはある。
△ 番組は、子ども達が地域を愛して頑張っていることを伝えたかったのか、生徒がPCを使った新しい教育方針をアピールしたかったのか、少しあいまいなところがあった。企画そのものは大変すばらしい。
△ 表現上の問題で、最優秀校の作品がどれだけすばらしいものか番組できちんと紹介をするか、あるいはURLを表示してすぐ見られるようにするなどの工夫が欲しい。

ラジオについては
△ マラソンという難しい命題によくぞラジオでチャレンジされたという感じ。60人という大掛かりな体制で実況中継を成功させた実績は、今後の放送に大変役だつと思う。
△ ラジオでは聞きながらその場面を想像する楽しさがあるが、追いつ追われつの緊迫感、ランナーの表情などについては放送に物足りなさを感じた。
松嶋アナウンサーの透明感のある声は、緊張感をあおり、聞いている自分も一緒に走っているかのような感じにさせてくれて大変良かった。
△ 放送は、単に事実をしゃべるだけではなく、ランナーの心理面を表現できるように工夫したら、もっと楽しいものになるのではないか。
△ 山陽放送は、女子柔道、女子ロードレースなど女子の大会を良くやっているので、アナウンサーも女子で実況中継がやれるよう養成していただきたいなどの意見が聞かれた。