番組審議会

<第504回審議会概要>
■開催日時 平成14年5月8日(水)午後2時00分~
■場所 山陽放送本社第一会議室
■出席委員 高山雅之(委員長)、片山浩子(副委員長)、有吉捷郎、岩佐武彦、岡 将男、岡 靖彦、金森満廣、中力 昭、中澤正良、中谷和子
■社 側 石井社長、大倉副社長、谷本報道制作局長、井上ラジオ局長、野崎業務局長(番組審議会事務局長)、秋政編成部長ほか
■議事の概要 10人の委員全員が出席して開かれた審議会では、まず今問題となっているメディア規制3法案について審議がおこなわれた。
この法案のなかで人権救済を行政機関の手にゆだねようとしていることは大きな問題だ。
権力は必ず腐敗していくのものなので、法案には断固反対。
言論の自由を脅かす可能性があるので問題は重大。
人間の自主性が育たなくなるおそれがあるので廃案にしてほしい。
行政の関与が強くなれば国民の自由が束縛される恐れがある。
一方マスコミも反省すべき点があるということは忘れないで欲しい、自主規制が理想的な姿ではないか。
全員が基本的には法案に反対という立場であった。
■議題 番組批評
  (イ)テレビ自社制作  「夢・みらい~まなまなビギン」
  (ロ)ラジオ自社制作 「日曜はおとなスタイル」
■主な意見 テレビ番組
△ 新学習指導要領のスタートにあわせて教育問題をとりあげたねらいは良かったが、文部省の指導要領について結論が出ないというのは果たしていいのかどうか疑問。
△ 30分のトーク番組としては少し出演者が多すぎた。番組で紹介された学校は、模範的な学校ばかりだったが、実際は苦労している学校も多い、先生も子どもたちも悩んでいる姿も紹介して欲しい。
△ 生きる力とは、教育のあり方はどうあるべきかを考える絶好の機会を提供してくれた。
△ 結論を押し付けがましく言わないほうがかえってよかったなどの意見が聞かれた。
ラジオ番組
△ パーソナリティー2人がさわやかで、解説も的確、博学ですばらしい。
まさに大人むけの雰囲気で、心の癒される番組であった。
△ こういう趣味とかこだわりは大変貴重と思うなど評価が高かった。