佐藤 直樹

技術局 制作技術部

1997年入社

[取材日:2023年11月]

現在の部署での仕事

番組制作の技術に関する仕事全般を担う制作技術部に所属し、中継車やスタジオ・サブなどで映像機器のオペレートをしています。 具体的には技術スタッフを統括するTD(テクニカルディレクター)をはじめ、カメラやVTRの映像を切り替えるスイッチャー、映像機器の調整や管理を担当するビデオエンジニア、現場で撮影を行うカメラマンなどを担当しています。
またオペレートだけでなく、これら放送機器の更新やメンテナンスも重要な仕事の一つです。

「やっててよかった」と思った仕事

放送設備は更新スパンが長いのですが、新社屋移転のタイミングで回線・サブシステムの更新を担当する機会に恵まれました。 そして局内での検討の結果、将来性を重視して「SMPTE ST2110」という新しいIPシステムを全面導入することになったのですが、前例が極端に少ないこともあり、困難な作業となりました。

しかしながら新しいシステム構築へのチャレンジは技術職としてやりがいのある仕事であり、完成後の安定運用もかけがえのない成功体験となりました。
この経験を部内の仲間と共有できたこと、多くのスタッフに喜んでもらえたこと、遠方から他系列の方々まで見学に来ていただいたことは光栄に思います。

失敗の経験と対処法

テレビの制作現場において映像の最終段はスイッチャーが握ることになります。
よって我々の仕事で最も身近で重いミスが「スイッチングミス」になります。
生放送でなければリテイクしたり予備映像を撮っておくことで救い様もあるのですが、生放送は一発勝負なのでミスをした場合はオンエア後に反省や考察をするしかありません。

私の場合、忘れがたいミスをした場合は同じ番組でリベンジの機会をうかがいます。
レギュラー番組はともかく、年1回しかない特番などは待ち遠しいですが、そうやって自己完結します。

オフの過ごし方

オフの外出時にはミラーレスカメラを持ち歩きます。
発信するわけでもなく、思い出を残す目的なので気軽に撮影しています。

就活生にひとこと!

ぜひとも自分にフィットした仕事を見つけてください!