2月16日は"天気図記念日" 日本初の天気図は240年前にできた!?
(佐藤俊和 気象予報士)
みなさん、2月16日は何の日かご存知でしょうか?
実は天気の世界では特別な日でして、こちらをご覧ください。
2月16日というのは「天気図記念日」なんです。
これは、日本で初めて天気図が作られた日で、今からなんと140年前のことです。
(竹内大樹 アナウンサー)
そんなに前から天気図ってあったんですか。
そうなんですよ。ドイツ人の気象学者の方に指導をいただいて、各地から電報でデータを集めたりしてシステムを作り上げて、ようやくこの2月16日に天気図が毎日書けるようになったということです。
(竹内大樹 アナウンサー)
天気的には大事な日なわけですね。
今の天気図の礎を作ったと言ってもいいのかなというような日ですね。
これが日本初の天気図の日なんですけど、世界で初めてはいつなのか調べてみました。こちらです。
世界で初めての天気図というのは、やはりドイツ人の方が作ったそうなんですけど、、
なんと1783年!
240年前!
日本でいうと、江戸時代の天気図になるのかなと。
(竹内大樹 アナウンサー)
よくわかりましたね。
1783年の3月に荒れた日があったそうなんです。そしてこのブランデスという方がですね、その日のデータを各地から取り集めて天気図を作って発表したということです。
(竹内大樹 アナウンサー)
事後に作ったんですね。
そうなんです。ただその発表したのがいつかというとですね、実はこちらです。
発表したのは1820年です。嵐の日から37年後にようやくできたんです。
(竹内大樹 アナウンサー)
37年前の話はもう多分みんな忘れてるでしょうね。
そうですよね。ただ天気的にはまだ天気図の概念もなかった頃に、そういったデータを集めて、そもそも図でどう書くんだと考えて、おそらく発表するのにこれだけかかったんだと思います。
(竹内大樹 アナウンサー)
画期的だったんですね。
はい、相当な年月をかけて作ったということです。
でも今すぐはすぐできるからありがたいですね。
(竹内大樹 アナウンサー)
そうですね、予想までできるようになりましたもんね。
はい、予想天気図がありますからね。
今の天気図が出来上がるまでには相当な年月と苦労が費やされているということでした。
日々なんとなく見ている天気図。みなさんもこの機会に細部に注目して見てみてはいかがでしょうか。