こんぴらさん 福を求めて785段!参道沿いで焼きたての船久せんべいに舌鼓!
(国司憲一郎アナウンサー)
香川県琴平町にやってまいりました。2023年も何卒よろしくお願い致します。
そのような気持ちも含めまして、新年最初にこちらの階段を登って登って登って登って、あちらの象頭山の麓にある金比羅宮を目指します!本宮まで785段あります。
皆さん、応援よろしくお願いします。
早速行ってきます!
さあ登り始めました。現在22段です。まだ1パーセントも上ってないというところです。
今登ってる時間がまだ早いので、この参道のお店も営業前というお店が多いわけですが、ちらほらお参りにいらっしゃってる方もいますね。
今ちょうど作ってらっしゃる。
出来立てででしょうか。
生地の甘い香りがしてます。うわー、いいですね、焼き型から出てきました。
(船久せんべい 友枝 政子さん)
今、1枚、1枚、焼き印をしています。
味は、玉子せんべいということになるんですか。
(船久せんべい 友枝 伸人さん)
そうですね。
この機械もだいぶ古いですか?
(船久せんべい 友枝 伸人さん)
もう古いですよ。100年ぐらい使ってるんじゃないですか。
100年たっとる!年代ものです。
(船久せんべい 友枝 伸人さん)
(以前は)炭で焼いていた。今はガス。かなり楽になりました。
年末年始はどれぐらい焼きますか?
(船久せんべい 友枝 伸人さん)
お得意さんがたくさん買ってくれるんですよ。だから長く焼く、体力が続くかぎり(笑)。
お得意さんの分だけ焼けたらいいという感じだけですね。
金毘羅の船久せんべいの良さは?
(船久せんべい 友枝 伸人さん)
長く続いて昔からあるから、僕らの世代ぐらいの人やったら、おじいさん、おばあさんに連れられて、「懐かしい、子供のときに食べたかったんや」という人がたまにいます。
今は新しい美味しいものがたくさんできてるんで。
味はシンプル、温かいのはね、めちゃくちゃやらこい(柔らかい)けど、やけどするかなぁ。
食べてみますか?熱いの。
(船久せんべい 友枝 政子さん)
食感が全然違います。
やけどしないでくださいね。
(船久せんべい 友枝 伸人さん)
焼きたては柔らかい。
見て、ほらほら。船の帆が風になびいてるみたいな。
(船久せんべい 友枝 伸人さん)
1分ぐらいで固くなりますから。
ちょっとお得意さん用の焼き印をしてるから特注ですね。
(船久せんべい 友枝 伸人さん)
今25歳ぐらいになるかなぁ、小学校ぐらいからこの柔らかいのが好きな子がいますよ。
ずっと、おっちゃん!やりこいん(柔らかいの)頂戴みたいな感じで。大人になっても毎年正月に来てくれるんです。
では、いただきます。うん、美味しい。この素朴な甘さがいいですね。
あっという間に固くなって、食感がさくさくになります。美味しい。
タイミングが合えば私たちも買うことができるということですね。
(船久せんべい 友枝 伸人さん)
焼いてるときだけね。
焼きたての船久せんべいおすすめですよ。
ようやく100段を超えまして、まだ7分の1ぐらいです。
この辺りにですね。見てください、この石段の両側。
立派な備前焼の狛犬が迎えてくれます。1844年に奉納されたそうです。これはなかなか見ごたえのある狛犬です。
続いて、365段 大門。
この常夜灯の向こう側の木々の紅葉をご覧ください。
今日は非常にいいお天気で、朝日に照らされて綺麗です。
取材で訪れた日は天気も穏やかな景色も美しく、そこまで階段がきついとも感じず、絶好のお参り日和でした。
そして、628段、旭社。
木を様々な形に削って組み合わせて、細やかな細工も施されていて、いやあ大したものです。
御本宮まであと133段を通過しました。
登って幸せ、福が来る。でもその福の前にかなり険しい勾配。
さあ、ここを登りきったら、いよいよ御本宮です。
最後、急だ、本当に。
皆さんが普通に暮らせる日々が、今年は戻ってきますように。
なんとか登ってまいりました。ありがとうございました。
お正月はどれぐらいの方がご参拝されるんですか?
(金刀比羅宮 出典 岸本 庄平さん)
三が日だけで大体50万人ぐらいの方が来られるといわれています。
どんなお気持ちでご参拝してほしいなと思ってらっしゃいますか?
(金刀比羅宮 出典 岸本 庄平さん)
新しい年は皆さん明るい気持ちで幸せな気持ちになっていただきますように、こちらに参拝に来ていただけたらなと思っています。
石段を登った際には、景色など、すごく綺麗なものが待っておりますので、清々しい気持ちでお参りしていただけたらなと思っております。
まだまだ余裕があるという方は、その先に奥社があります。
583段、さらに上がったとこまで行くと、またよりありがたみが増しそうですね。
それでは、今年もよろしくお願いします。