(竹内大樹アナウンサー)
今日ご紹介するのは美味しくて、しかも無駄のない、フードロス削減にも繋がる絶品イタリアンです。
曲がった小さいきゅうりに割れてしまったトマト。
こうした「規格外」の野菜を使った料理を提供しているお店です。
赤磐市にあります、イタリアンのE-flat(イーフラット)にやってきました。
オーナーシェフの藤原祐哉さんです。
こちらでは規格外、形の悪い野菜を使った料理を提供してるんですよね。
(E-flat 藤原祐哉さん)
『私が東京で修行していたときに畑を訪れる機会がたくさんあったんですけど、片隅で割れてしまった大根が山積みになっていて、シンプルにもったいないなと思って。規格外の野菜を専門にしたイタリア料理店を作りたいと思い、この赤磐にお店を作りました。』
使っている野菜は「100%赤磐産」。
規格外の野菜が一体どんな料理に変身するのでしょうか? 早速調理してもらいました。
(E-flat 藤原祐哉さん)
『規格外野菜のボロネーゼです。』
どれもものすごく美味しそう。さっきの規格外野菜から出来たとは思えないですね、見事に生まれ変わりましたよ。
まずは前菜から。本当に彩りが豊かで美味しそうです。まずこちらは?
(E-flat 藤原祐哉さん)
『茄子を使ったパテです。よくお肉のパテはあると思うんですが、こちらは野菜だけで作ったパテです。』
茄子のパテは初めて食べますね。お肉は使ってないんですよね?
(E-flat 藤原祐哉さん)
『使ってないんです。お肉の食感はあると思うんですけど。』
食感がしっとりしていて旨みもあって。でも確かにこの濃い旨味は野菜から出てるわけですね。
ベースになってるのは、おからですよね?
(E-flat 藤原祐哉さん) 『正解です。』
おからがお肉みたいに生まれ変わるんですね。
こちらは卵を一切使わず、トマトや豆腐などで作ったキッシュです。
藤原さんは、野菜をみじん切りやペースト状にすることで、形にとらわれない料理を提供しています。
これもうまい!トマトの爽やかな酸味と、豆乳と豆腐のあっさりした味わいがものすごくありますね。
(E-flat 藤原祐哉さん)
『イメージはオムレツっぽいと言いますか、オムレツにトマトケチャップがかかってるような卵っぽいお豆腐と、さっぱりとしたトマトの組み合わせにしています。』
トマトがちょっとケチャップのような役割も果たしてくれているわけですね。
(E-flat 藤原祐哉さん)
『お子様にもすごく人気です。』
これは食べたら野菜の概念が変わりますね。