淵本 文枝

企画展示「西大寺追想~雪園旅館・山下家寄贈の書画」

2019年8月23日

岡山市中央図書館で今日から企画展示「西大寺追想~雪園旅館・山下家寄贈の書画」が始まりました。
裸まつりで知られている西大寺観音院で嘉永7年の火災の時、銅鐘を落として救ったという伝説が残っている力士、初代玉の森(本名 山下大吉)がいます。
その二男が明治末期に創業した料理旅館「雪園」は文人墨客の来客でにぎわいました。
それは当時の西大寺は船が往来する商業が栄えた町で、有力商人が多く、文化人が集う懐の深い場所でもあったのです。
去年山下家からおよそ50点の書や画が寄贈されましたが今回そのうち25点が展示され、2階の展示コーナーはさながら美術館のようです。
幕末の歴史学者、頼 山陽の扇の和紙に書かれた書、西大寺出身の画家の画など、貴重なものばかり。
幕末から明治にかけての歴史や文化に興味のある人は是非ご覧いただきたい内容です。
10月6日まで。