● 淵本 文枝の最近の記事 ●
備前長船菊花展へ
2024年11月07日
今日のラジまるは、瀬戸内市長船町土師の、瀬戸内市長船町公民館へ。
第38回備前長船菊花展が開催されています。
32名、約500鉢の作品が展示されています。
今年は温かい日が続いたので、開花が遅く、やっと見頃になりました。会場は色とりどり、菊の香りも漂って清々しいです。
昨日審査が終わって、各賞決定したそうです。
瀬戸内菊づくりを推進する会の代表、蟻正さんと、猪熊さんにお話を伺いました。
大菊、福助、だるま、盆栽など、様々な部門があります。
高さ、花の大きさなどバランスがポイントになります。本当に綺麗です!
長船町では、公民館で月1回菊づくり講座を開催していて、土作りから学べるそうです。そこで仲間が増えて、この様な大きな菊花大会も開催できているのです。
あと5日もすれば、ちょうど見頃を迎えます。会期は当初より延長して、23日まで延期します。菊を愛する人たちの力作をご覧ください。
曹源寺へ
2024年11月01日
今日のラジまるは、岡山市中区円山の曹源寺へ。
『曹源寺美術展 禅と備前Ⅵ 不完全』が開催されています。〜11月10日まで。
曹源寺の庭園・書院に現代美術家11人と、備前焼陶芸家4人の作品およそ100点が、自然に風景に溶け込むように展示されています。
この美術展を監修した近重博義さんに案内していただきました。
日本美術院の創始者の岡倉点心は、日本文化の美意識の本質を不完全性に見出し、それを受け入れることが美の真髄であると述べたそうです。
日本の侘び寂びの概念も、自然体であることや、時とともに変化していくものへの共感を示しているのだそうです。
〜不完全こそ美しい〜伝統芸術から現代美術が混在している庭園をめぐっていると、なんだか宝探しをしている気持ちになります。
流木芸術家の岡部玄さんと、備前焼作家森和彦さんにもお会いできました。
『芸術家は常に修行中なので、まだまだ未完成です』と、お2人。
『最後は見る人が作品が何を表現しているのか決めてくれればいいんです。ある意味不完全なままに、自然態でそこにあります。』と。
不完全な、いとおしい作品たち。
不完全性の美を堪能してください。観覧無料です。
RSKバラ園へ
2024年10月18日
今日のラジまるは岡山市北区撫川のRSKバラ園へ。
秋のバラまつりが明日から始まります。11月17日まで。
450品種12000株のバラが園内に植えられています。
今咲いているのは、アイスバーグという白薔薇や、濃いピンクのうらら、黄色の伊豆の踊り子など。
秋薔薇は、花びらがしっかりとしていて、色鮮やかで、香りが良いのが特徴です。
園内の真ん中の楠の木の近くにフレグランスコーナーがあって、香りに特徴のあるバラが植えられています。
甘いバニラや、レモンのような爽やかな香りのものもあるそうですよ。
これから寒暖差がもっと出てくると、次々と花が開花してきます。
香りを楽しむにはなるべく午前早い時間帯が良いそうですよ。
春とまた趣の違う秋の薔薇をぜひご覧ください。
「こてん」へ
2024年10月11日
今日のラジまるは、倉敷市酒津のカフェ『こてん』へ。
13日の日曜日まで、『お休見会』が開催されています。水槽アクアリウムの展示会です!
心を癒して、忙しい毎日の中ひと休みしてもらおうと、去年に続き2回目の開催です。
丸型や、シリンダー型など様々な形の水槽に水草を入れてライトアップしている作品たち。全部で40本。
水槽の中にはよく見ると、小さな熱帯魚やエビたちが。
この小さな世界に、ちゃんと住んでいます!
テーマがしっかりあって、『白メダカ群れる』『陽だまりの園』『アフリカの清流』など。タイトルからも世界観が伝わります。普段は7本の作品を常設しているカフェですが、このようにたくさんの作品を見られるのは珍しいので、『ぜひ心癒しにお越しください』と、こてんのオーナー平松さん。
ライトアップの効果が1番出るのは日没後。『スポットの光の中で揺らめく水草の緑は、不思議な魅力があります。丁寧に作り込んでいますので是非楽しんでください』と製作者のInner Gardenの岡さん。
水中の世界、覗いてみてはいかがでしょう?
13日日曜まで。13時〜20時まで。
大人・参加料小さいおやつ付き1000円。
高校生以下無料。
大シルクロード展へ
2024年09月20日
今日のラジまるは、岡山市北区天神町の岡山県立美術館へ。
特別展『世界遺産 大シルクロード展』が今週から始まりました。(〜11月10日(日)まで)
東洋と西洋とを結ぶシルクロード。
2014年のユネスコ世界遺産に認定された後、中国国外で初めて行われる大規模なシルクロード展です。
中国27カ所の博物館や研究機関から、約200点の文物が出品され、『国家一級文物』44点も含まれています。
たくさんの貴重な資料を、3つのパートで紹介しています。
まず、第1章は、シルクロードの北西部、草原地帯から出土したものを集めています。
瑪瑙象嵌杯
金杯に、瑪瑙をたくさん施した一級文物。5〜7世紀のものです。
西洋の雰囲気のする美しい杯。
乾燥地帯なので、絹織物の染色もきれいに残っています。
唐花文錦鞋
先が上に跳ね上がった独特のデザインは、奈良時代正倉院にも同じような物が残されています。
第2章は、東西文明の融合。
車馬儀仗隊
唐三彩の、駱駝
第3章は、仏教の伝来。
当時空海が留学中に見たかもしれない、馬頭観音坐像
菩薩坐像は、中国由来だとウエストがかなりくびれている特徴があります。
歴史と文明の織りなすロマンがここにあります。
期間中何度も訪れてみたいと思わせてくれる、展覧会です。
11月10まで。
期間中のイベントもたくさんあります。