淵本 文枝

いかご

2019年7月19日

今日は、倉敷市茶屋町早沖に工房のある須浪 亨商店5代目のいかご職人、須浪 隆貴さんを訪ねました。
いかごとはイグサでできた籠のこと。
なんと今は日本でいかごを作るのは、須浪さんだけだそうです。

イグサでなった縄を機織り機にかけてゆっくりと織物を作っていきます。
それを形成して取っ手をつけて完成させますが、天然素材の手触り、い草の匂い、軽さ。
どことなく懐かしい、いつもそばに置いておきたいような気持ちになります。

 

手提げは1万円ほど。
スイカ籠、一升瓶を入れられる瓶籠、鍋敷きなどを制作。
倉敷美観地区や岡山市内のギャラリーなどで購入できるそうです。
今が一番忙しく、全国から問い合わせがあるそうです。
すべてが手づくりの道具、この織り機もおばあさんの物を譲り受けたそう。
大事に使い、伝承していきたいとおっしゃっていました。