紙上参加を含む8人の委員が出席。TBSを中心とするネット番組(ドラマ・バラエティその他)について番組批評が行われた。
▽ドラマ「ブラックペアン シーズン2」では、二宮さんが難しい役柄でシーズン1と変わらず重厚さがあり、日曜9時のドラマとして配役脚本含めて面白かった。ただ、最終回直前の緊急生特番は出演者がわきあいあいとしていて、この後のシリアスな最終回を前に違和感があった。
▽ドラマ「笑うマトリョーシカ」では、誰がどう関係しているのか、毎回新しいことが解き明かされ、だれることがなかったが、登場人物が多すぎた。迷子になることもあったがわからないことはウェブで確認した。人に操られているかのような櫻井翔の役回りは適材だった。
▽ドラマ「西園寺さんは家事をしない」では、主演の松本若菜さんが中国地方(米子)出身ということで、応援する気持ちで見ていた。偽家族という形で3人が一緒に住みながら、いろんな家族のスタイルがあってもいいと面白く見た。
▽ドラマ「不適切にもほどがある!」では、急にミュージカルになる非現実的な展開も心地よく楽しめた。象徴的な歌は、微妙な矛盾する世の中の問題状況をコミカルに歌い上げていた。
▽「クレイジージャーニー」では、出演者が2人にはなったが、自分の気持ちを素直に発言しながらも相手のことは否定しないという空気が伝わってきて、見ていてとても気持ちが良かった。
▽「所さんお届けモノです!」では、各地から届けられた名品を所さんがスタジオで試食して締めくくる。隠岐諸島の風景と成り立ち、その地で生活されている人々やそれらの地を訪れる人々など、それらすべてを“視聴者に届けられている”ことを実感した。
▽バラエティー全般に、最近はコンビニや外食チェーン店の商品をさまざまな形で取り上げる番組が目につく。高い視聴率をとった番組やタレントをどこの局も使い、似たような番組ばかりに思えることもある。心から楽しめて、視聴後も爽快感や満足感を得られる番組が少なくなったと思える。
などの意見があった。