10月23日(水) よる8:00~8:54
障がい者~大量解雇の波紋~
この春、障がいのある人が働く「A型事業所」が相次いで廃業。
岡山県内だけで500人を超える障がい者が職を失った。突如告げられた解雇の二文字。
「不安で眠れない」「将来一人で生きていけるだろうか」
社会で苦しんできた障がい者にとって居場所でもあった。
大量解雇の引き金は国にあった。赤字が続くA型事業所の報酬額が突然引き下げられたのだ。
福祉の場に突き付けられた経済の論理。障がい者を支えてきた事業所にとってあまりにも厳しい通達だった。苦渋の決断を強いられたA型事業所。外側から変えられていく福祉の姿。
「苦しんでいる現場を見に来てください」
障害福祉サービスに走った激震を追った。
(写真=A型からB型に移行し生き残りを図る事業所)