岡山市出身でフランスのパリを拠点に活躍する画家、赤木曠児郎さんから月に1回程度「パリ通信」を送っていただいています。

2014年2月10日

「フランスで日本を売り込め」

 フランスは異常な暖かさで、そのかわり雨がよく降り、嵐が襲い、水の引かない河口の大洪水や、山崩れ、大西洋岸の海岸の荒波による被害のニュースが、もうズーッと連日である。季節が狂ったみたいに暖かいので、ピッタリとした細いジーンズで、ホッソリとした脚をいかに長く見せるかに、目下パリジェンヌのお洒落はかかっている。
 オートクチュールのコレクション週間があった。15社が開いたが6社のみがフランスで、あとはみんな海外からの参加。宣伝に有利なので、次々と新人も現れ名前を覚える暇もない一方、古い戦前の有名だったスキャパレリやビオネなど、その名前に投資して再開組の登場もあることでる。日本の桂由美さんは、グループに入らず個人で、この時期に、年一回自分のコレクションをパリで開く。最近は日本の友禅染めを生かして「友禅ロック」、わが道を行くで、ファンや人気を集めている。とにかく自分の店を持ち、存在を続けていることが物凄い。

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