ルクールブ通り 26番地の内庭(1)
【近況】
● 2013年10月16日~20日
サロンドートンヌ展(パリ)
● 2013年12月4日~8日
ル・サロン展(パリ)
デッサン水彩協会展(パリ)
● 2013年12月12日~15日
SNBA展(パリ)出品
≪書籍・作品集≫
●『アカギのパリ画集 Ⅴ
素描原画五の巻』
マリア書房(京都)18,000円(税込み)
208ページ 画集
ISBN-978-4-89511-231-4
●『アカギの版画パリ百景』
マリア書房(京都)
1,260円(税込み)
一部大手書店に出ていますが、個展会場で販売予定。
●「私のファッション屋時代」
新書版(展覧会場にて受注)
[日本語版]
講談社第一出版センター制作2002年
[フランス語版]
パリ・ボークレール出版制作2010年
2013年10月14日
「ピアフとコクトー」
日本ではまだ暑かったが、パリに帰るとこの数日でもう冬装束だし、家には暖房も入り始めている。10月に入り、平年より3~4℃今年は低い、異常だとか。
10月11日、エデット・ピアフとジャン・コクトーの大きな写真が、各紙の一面に出ている。丁度50年前、ピアフの死亡が報じられ、それを聞いてコクトーも亡くなったと、この日の大ニュースだったからだ。私たちがパリに住み始めた1963年、その年の出来事だったから、忘れもしない。アメリカでは、ジョン・ケネディ暗殺事件の年だった。
ピアフは47才で亡くなった、女性シャンソン歌手である。しかしこの半世紀、つねにフランスのシャンソン界のトップ10に名を連ね、忘れられることがない。「愛の賛歌」「バラ色の人生」世界中に聞かれている。奔放ともいえる生涯は、先年「モーム」という映画にもなって、2007年度のアカデミー賞主演女優賞や、世界の映画祭の受賞を沢山得て話題だったから、思い出される人もあるだろう。背の小さいおばさんで、シンプルな黒いドレスで歌い、地味で意外な気がするが、その歌声は今でも現役で、フランスのシャンソンというと、懐かしのメロディでなく、2~3曲は欠かせないのだから、物凄い。日本だと美空ひばりの、世界版だと言える。
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