「失言?」

  麻生副首相の今回の失言騒動を見ていて、国際的に不味いことを言ったものだとスグ思ったけれど、歴史上あったことには違いない訳で、もし言われなければ黙って勝手に、絶対多数の安倍政権では使えたのである。今回の発言で皆が注目するから、簡単に使えなくなってしまった、得をしたのは日本国民なのである。首相の時代にマンガ発言をした。世間もマスコミも、首相がマンガなんてと、ボロクソに攻撃の対象に騒いだが、現代の日本文化の世界への切り口は、マンガなのである。時代の空気を先に読んでいたのではなかったろうか。鳩山元首相も、みなの意見を聞いて、成程と思うから発言してしまうのであって、もっとも民主的、この反対だと、何を言っても意見も言わず、ウムウムと口を瞑って、断固として思ったことをやって、反対意見は監獄、独裁者の再来を望んでいたのだろうか。本当の自分の思うことの発言が自由に出来、意見の言える社会が大切なのであって、一斉に言葉尻を捉えて騒ぎ立て、反対意見をふさぎ、画一的に善悪をきめてしまうような日本が再現しそうなのが、心配なのである。自分の投票集めのことしか考えず、ワーッと尻馬に乗って選挙のためだけに生きる代議士たちの行動はもっと最低で、投票という手段が、本当に民主主義にとって正しい手段なのか、考えてしまう時さえある。麻生副首相、失言かも知れないが、有難い。

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