僕の大砲- VI(モルテロ砲)
【近況】
● 第5冊目のパリ素描原画の画集を刊行するための準備に追われています。春には本が出来上がります。
≪書籍・作品集≫
『アカギの版画パリ百景』
マリア書房(京都)
1,260円(税込み)
一部大手書店に出ていますが、個展会場で販売予定。
『パリ画集・21世紀始まりのころのパリ』
マリア書房刊
ISBN4-89511-347-7
6,500円+税
この8年くらいかけて描いた、約100点の最新作素描原画を収めています。
「私のファッション屋時代」
新書版(展覧会場にて受注)
[日本語版]
講談社第一出版センター制作2002年
[フランス語版]
パリ・ボークレール出版制作2010年
2013年1月10日
「暖かいパリの昨今」
異常に暖かなのである。クリスマスの日に、南仏の海岸では24.3℃、記録的だそうで、水着姿での写真がでる。パリの中でも桜の木の一種だろうか、白い小花が満開の街路樹、もうポプラの若葉が出ているのがある。日本が寒いと言うから、きっとこれから寒い日が襲って来るかも知れない。地球は回っているのである。
年越しの日のニュース、次々と世界中の首都からの、花火光景が流れて来るが、フランスでは年末の日は、花火、爆竹厳禁で、何も無い。花火を隣国ドイツで買い求め、個人用に持ち込もうとするが、税関で没収の光景が、テレビニュースで流れる。爆竹などで怪我する人や、火事の事故が発生するので、警戒されているのである。その代りか、年越しと共に、走っている車のクラクションが一斉に鳴らされる。平常都市内では禁止だが、この時だけは大目に見られる。その一方、年末年越しに車やバイクへの放火犯も多く、燃やされる。今年も1200台足らずだが、昨年より多かったと言われ、パリの周辺の県、アルザス地方、マルセイユ地方に車放火が集まっていたと報じられる。社会への不満の腹癒せ犯、それを利用しての保険金狙いもあるとか。とにかく路上駐車している車に、毎年放火が多発し、燃え上がるのである。
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