木製の鳥 - (I)
【近況】
2011年7月17日~8月17日
サンクトペテルスブルグ「STARTギャラリー」パリの二人展
(版画家マチュー・マリーとアカギ)
2011年7月28~31日
東京有楽町国際フォーラム「アートフェアー東京2011」埼玉画廊コーナー
(アカギ)
≪新刊≫
『アカギの版画パリ百景』
マリア書房(京都)
1,260円(税込み)
一部大手書店に出ていますが、個展会場で販売予定。
≪既刊≫
『パリ画集・21世紀始まりのころのパリ』
マリア書房刊
ISBN4-89511-347-7
6,500円+税
この8年くらいかけて描いた、約100点の最新作素描原画を収めています。
「私のファッション屋時代」
新書版(展覧会場にて受注)
[日本語版]
講談社第一出版センター制作2002年
[フランス語版]
パリ・ボークレール出版制作2010年
2011年5月9日
「チャリティラッシュ」
日本から帰って二週間ばかり、何かしら日本応援のチャリティ企画ばかりに付き合わされている。色々と考える人があって、何処か他国に事故、震災があると、すぐに救援にと活動が始まる。自分の打ち込む仕事があると時間が一杯で、なかなか一時それを離れて他の救援と言ってもママならないはずであるが、人道支援、救援専業のような待機人口も多いのだろうか、さすがフランス!!コンサート、演劇など、人が集まらなければ成り立たない仕事で、「なになにのために」の名目は、絶好の機会に映るようで待ち構えてなくてはこう行かない。日本のためと言われて義理を感じて付き合っていたりしたら、仕事の時間が干上がってしまう。結局、この国では社会保障がよくできているから、いろいろな年金とか、助成金で生活を立てている人が多く、人権だ、人道だというと、すぐ集まる時間の余裕の下地がその底にあるのだと思わざるをえない。
あれから二か月近くもなると、イスラム諸国の人民蜂起、英国王室の結婚式、モロッコでのテロリストのレストラン爆破によるフランス人旅行者多数死亡、ベン・ラディンの米国による追求と、世界の出来事で、ツナミ関連ニュースは少なくなったが、「フクシマ」というとすぐ大きく反応する。集められた義捐金は、申し合わせたように赤十字に寄付(イスラム世界だと緑十字に寄付)となるのだが、何時どのように、如何に役立ったかは、これからが本当のマスコミの仕事だろう。渡したからこれで肩の荷は下りて、済んじゃったでは終わらないはずで、宗教法人とか、善意の後処理のことはあまり知らない。
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