カルナバレ美術館
【近況】
2011年2月8日―2月28日
パリ吉井画廊「赤木曠児郎展」
ラ・リューシュ賞受賞と仏語版「私のファッション屋時代」刊行記念
2011年3月31日―4月3日
「アートフェアー東京2011」埼玉画廊
2011年4月7日―13日
水戸京成百貨店 美術画廊
「赤木曠児郎展」
≪新刊≫
『アカギの版画パリ百景』
マリア書房(京都)
1,260円(税込み)
一部大手書店に出ていますが、個展会場で販売予定。
≪既刊≫
『パリ画集・21世紀始まりのころのパリ』
マリア書房刊
ISBN4-89511-347-7
6,500円+税
この8年くらいかけて描いた、約100点の最新作素描原画を収めています。
「私のファッション屋時代」
株式会社第一出版センター
(講談社)刊
残部僅少、本人個展会場でのみ頒布。フランス語版の、校正が終わったところです。近々Editions Vauclair社より、本になります。
2011年1月10日
「もう2011年 !!」
年が明けると早い。もうフランスの話題は、明2012年のフランス大統領選挙に、誰が立候補するか、誰がしそうだと言う話題で埋まっている。もちろん現職大統領だって、防戦に力が入る。
世の中は世論調査、アンケートと、数字を並べてもっともらしく煽り立てるし、トップに立てば、人気数字は必ず下る。他人の意見をよく聞けば「ブレル」だし、自分の主張を通せば「独裁者」なのは、西も東も、同じである。もしも政治が正しく良かったら、庶民は日常に、自分の仕事に、安心して暮らせば良い訳で、首相が誰だろうと、担当大臣が誰だろうと、名前も知らなくても、恥でも何でもない筈だと思う。数字も危険なのである。数字は自分の意見に合うように、もっともらしく選んで作られるものだし、簡単に信じさせる常套手段なのである。
アトリエにくるモデル達の中には、フリーターで仕事の切れた時には、世論調査会社のアルバイトに駆け込むパリジェンヌもいる。依頼調査内容によって、電話器に噛り付いて掛けまくるハードな仕事らしく、その代り仕事は、何時でも時間を問わずあるらしい。エピソードなど聞かされる度に、西欧人のように、それぞれ主張と意見がはっきりして影響を受けない人達と、周りを見て波風を立たせないように、穏やかに社会を成り立たせている我々とでは、使う条件も、使われる条件も、同じではない。何%がという書き方の記事には用心々々と、何時も思う。
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