【近況】
12月13日〜16日 |
|
パリ・カルーセル・デュ・ルーブルSNBA2007展 |
|
- - - - - - |
≪既刊≫
『パリ画集・21世紀始まりのころのパリ』
マリア書房刊
ISBN4-89511-347-7
6,500円+税
この8年くらいかけて描いた、約100点の最新作素描原画を収めています。
「新書版・私のファッション屋時代」
900円+送料
講談社エディトリアル・株式会社第一出版センター(担当・大崎さん)
TEL(03)5319-4150
FAX(03)3944-5241
または、展覧会場でのみ発売 |
|
|
2007年12月7日 |
「芸術の季節」
11月の交通ストは、10日間も続いて一応落ち着いているが、とにかくあらゆる分野で、年金制度改正反対のストライキは続いている。パリに二つある国立オペラ座なんかでも、秋口からストライキにつき本日の公演中止が20回以上もあり、3年ぶりにパリで指揮をする小沢征爾の「タンホイザー」も、背景装飾なし歌だけで実行と今朝の新聞に出ている。一年も前からチケットを予約購入していて、本日休演ではたまったものではない。しかしそれにしても、オペラではどんなに満員になっても採算は取れないので、年間予算の三分の二は国からの助成金を受け取って維持されている。パリ国立オペラ座は1680人のサラリーマンを抱え、内400人が技術関係。ルイ15世の時代から300年も続いているのだから、バレリーナは40歳、声楽関係は50歳、楽器関係は60歳と、普通一般の65歳定年よりは早く、有利に定年の得られる特例が認められている。これを2年ばかり延長しようとしたのに反対と、技術関係が55歳定年を要求して、始まったストライキなのである。自立採算も出来ない過去の文化になってしまっているのに、変には思はないのだろうか。
|
|