|
「万聖節のころ」 フランスに中国と日本から、菊の花が紹介されたのはフランス革命の直前1789年、ある大尉が中国からマルセイユに種を持ち込んだのが始めてだったとか、続いてナポレオンも没落した後の1826年に、ツーロンの軍港に別の大尉が東洋からまた持ち込んだという説もある。菊は実生の他に、根分けとか、さし芽で増やしてゆくのだが、園芸業者がちょうど第一次大戦の終わった頃、折からの戦死者が激増、不幸にも需要も激増、丈夫で長持ちする花と売り出して、菊の鉢は墓地用の花とフランスでは定着してしまい、日本でチョコレートが2月のバレンタインデーに定着しているように、フランスでは11月1日が菊なのである。
|
||||
|