岡山市出身でフランスのパリを拠点に活躍する画家、赤木曠児郎さんから月に1回程度「パリ通信」を送っていただいています。
ビラール大通りの屋敷裏門(2)

【近況】

3月1日
〜4月11日  
画廊「Galerie de Paris」にて、招待展
約20点展示
4月  アンデパンダン展
5月  パリ郊外キンシー・スー・ボア市展
主賓招待7点展示
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≪既刊≫

『パリ画集・21世紀始まりのころのパリ』
マリア書房刊
ISBN4-89511-347-7
6,500円+税
この8年くらいかけて描いた、約100点の最新作素描原画を収めています。

「新書版・私のファッション屋時代」

900円+送料
講談社エディトリアル・株式会社第一出版センター(担当・大崎さん)
TEL(03)5319-4150
FAX(03)3944-5241
または、展覧会場でのみ発売
 
2006年4月3日

「デモの報道」

 昨年末、フランスの若者の暴動があった。あまり続くので発砲して鎮圧してもよいと許可の出た翌日から、わが家にも大丈夫ですかと、お見舞いや問い合わせが沢山あった。大都市の郊外にどうしても出来る、低所得者層向け大団地の一部地区で、失業手当で生活している若者層が夜毎暴れて、車庫もなく路上駐車している車を燃やしているので、自分たちで自分たちの車を燃やして鬱憤を晴らしているようなもので、パリの中でも普通のところは平穏で、普通の暮らしが営まれているのだが、この事ばかりTV画面とか、新聞の一面が派手な写真で飾られ、流すので、フランス中に暴動がおきているように、外国には見えてしまうのが現代である。
 今また高学歴の若者4割強に、就職先が無く失業状態。政府の若者失業対策にたいして、学生たちの不満のデモが始まっている。

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赤木曠児郎氏 略歴
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