倉敷美観地区でい草を使ったコースター手織り体験!お店の名物・飲む"きびだんご"のお味は?

ライブ5時 いまドキッ!
今回はい草を使って夏らしいコースター作りに挑戦します!

体験させていただくのは、倉敷美観地区(岡山県倉敷市)の飲食店「富来屋(とらいや)本舗」の中にある「い草屋 花莚(かえん)です。

楠戸さん、今日はよろしくお願いします。
コースターどうやって作っていくんですか?
 
(代表 楠戸 登美夫さん)はい、とりあえずこちらに染めた"い草"があります。
 
うわ〜、すごくカラフルですね。
 
(代表 楠戸 登美夫さん)お好きなように並べてもいいですし、その都度1本ずつ取って織っていっても結構です。この間に通していきます。


かなりたくさんの色があるんですね。これ色をつけてるですか?
 
(代表 楠戸 登美夫さん)はい、染めてます。

どんな感じで仕上げる方が多いんですか?

(代表 楠戸 登美夫さん)それぞれ皆さん自分の好みで自由です。

こんなにたくさんの色があったらちょっと悩んじゃいますね。

伝統的な手法で染めた"い草"は「染めユ」というんだそうです。
 
(代表 楠戸 登美夫さん)全部、倉敷産です。


地元で取れた"い草"なんですね。
 
この辺りでは結構、い草の生産が盛んなんですか?
 
(代表 楠戸 登美夫さん)昔は盛んでした。今はもう全くないですね...。1人の方が作られて、1人の方が刈り取りして、染めて、織って民芸品にされています。
 
倉敷で1人なんですか?
 
(代表 楠戸 登美夫さん)はい、生産から加工までされているのは1人だけです。

 
昔はどれぐらいいたんですか?
 
(代表 楠戸 登美夫さん)昔はもう倉敷の人口の半分以上は...。もっと多かったかもしれないですね。
 
でもこうした形で若い方たちにも触れてもらう機会があるっていうのはいいですね。
 
(代表 楠戸 登美夫さん)そうですね、残していくのはなかなか難しいですけど、形が変わりますけど、こういう形でも倉敷のい草文化を残していけたらなと、これをやっています。
そんな歴史ある"い草"の私だけのコースターを作っていきます。

この機械に入れていくわけですね。どういうふうに入れたらいいんですか?
 
(代表 楠戸 登美夫さん)3本ずついきます?この間に入れてもらえます。
 
糸の下に...木に沿わせるように通していくんですね。


(代表 楠戸 登美夫さん)先端を抑えるとスッと入ります。
 
押さえながらやったらいいんですね。別の糸の下に入ってしまいそうで、ちょっと神経を使いますね。
 
(代表 楠戸 登美夫さん)同じ長さにしてもらったら、あとは木の棒をぐるっと回して、ここに糸を入れます。
 
そうすると”い草”が互い違いに織れるんですね。

(代表 楠戸 登美夫さん)そうですね、これをちょっと下げてもらって...。



(代表 楠戸 登美夫さん)この木の櫛をこの間に入れて下げて"い草"を整えます。



この織り機ですが、店主の楠田さんの手作りなんです。
 
最初は慣れない手つきでしたが、少しずつ織っていくと綺麗な感じになってきましたよ。

コースターらしくなってきましたよね。
 

織り終わると、織り機から縦糸ごと外して糸を結んでいきます。

結び終わったら"い草"の端ををハサミで整えて完成です。


できました!
 
(代表 楠戸 登美夫さん)いいね。糸の柄も白いから丁度いい。
 
すごい涼しげですね。ありがとうございます。かわいい。
 
3本ずつにしてよかったです、ボーダーになってて。なんか触り心地も気持ちいいですね。


"い草"って、本当に落ち着きますね。
 
満足の出来栄え!ここでお店の名物でほっと一息。


(代表 楠戸 登美夫さん)はい、「飲むきびだんご」です。
 
「飲むきびだんご」を!?初めて見ました。面白い!これどういうものなんですか?
 
(代表 楠戸 登美夫さん)コップの下が、きびだんごです。
 
きびだんご!?トロッとしてるように見えますね。


せっかくなので、作ったコースターに載せてみたいと思います。
 
かわいい、特別感が出ますね!わあ〜嬉しい。


 
では、いただきます。


あっ、きびだんごだ!
 
きびだんごだのコクのある甘みを感じますね。このミルクともすごく相性がいいですね。
 
食べるじゃなくて飲むっていうのも新しくていいですね。

自分のコースターでいただくドリンクは格別でした。
 
お店では、染めユやい草を使ったイヤリングなどい草グッズも販売されています。ぜひ訪れてみてください。