11月1日は「紅茶の日」、紅茶への熱い想いが詰まった極上の一杯を紹介!

ライブ5時 いまドキッ!
(竹内大樹アナウンサー)
11月1日は「紅茶の日」なんです。


海難にあってロシアに漂着した日本人・大黒屋光太夫が1791年11月 日本人として初めて外国での正式な茶会で紅茶を飲んだ最初の人として、この日が制定されています。


ということで、紅茶への熱い思いが詰まった極上の一杯を紹介します。
 
琥珀色の透き通った紅茶、美味しそうですね。
では、いただきます。


すごく香りがいいです。美味しい。
この秋晴れの高原を見ながらいただく一杯はたまりませんね。


やってきたのは、新見市大佐山の中腹にある紅茶専門店 「Early Morning(アーリーモーニング)」です。


岡山で紅茶といえばこの人、RSKラジオ、テレビでもおなじみの宮本英治さんです。


よろしくお願いします。いやあ、それにしても、この紅茶ものすごく美味しくて。
 
このね、芳醇な香りの中に何も入れてないんですけど、ほのかに甘みもある。これはどんな茶葉を使ってるんですか?


(宮本英治さん)これは「EIJI MIYAMOTO No.3」という秋摘みのクオリティーシーズンティーなんですけど、実は10月の頭ですね、第1週ぐらいに完成したばっかり、まだ1ヶ月本当経つか、経たないかの出来たてのホヤホヤです。


(宮本英治さん)採れたばかりの秋摘みの紅茶この時期ならではの味わいが楽しめます。


(宮本英治さん)もう2ヶ月、3ヶ月もすると冬になって雪が降ってくると、茶の樹っていうのは水を蓄えてると根が膨張して割れちゃうので水を吸わなくなるんですよ。


(宮本英治さん)葉っぱの中の水分が抜けていって、樹に生えていながら、葉っぱが乾燥してるような、そういう状況になってくるんですね。


(宮本英治さん)水は抜けるんだけど、中身の濃い香りの成分だけが凝縮されて葉っぱに残ってる状態。秋っていうのは、実に特徴的な香りが強く出る紅茶ができるシーズンなんですね。


(宮本英治さん)それは味付けをしたりとかっていう香り付けをしたりっていうんじゃなくって、まさにこの紅茶の樹とそれから風とそれから気温ですよね、こういうものが一体になって、秋ならではのお茶を作っているんです。


時期によって様々な味わいが楽しめる紅茶、もう一つおすすめをいただきました。 


これはまた、かなり色の濃い紅茶ですね。


(宮本英治さん)そうですね。これはEIJI MIYAMOTO No.1 ファーストフラッシュ 春摘みの紅茶になります。


では、こちらもいただきます。


あっ、全然違う!


あ〜香りは秋摘みの方が濃い印象ですね。こっちは、ものすごく爽やかな口当たりですね。
 
(宮本英治さん)そうですね。一冬越えて、最初に芽吹いてくる葉っぱっていうのは、やっぱり一番何もないところから一気に芽吹いてくる、すべてが新しいという世界なんで、紅茶の世界でもやっぱりフラワリーな、ちょっと花のような香りのする、中身自体はとても濃厚なエキスの濃い紅茶ですね。


なるほどやっぱり爽やかな香りと、そしてこの、深い旨味が、これが春のパワーなわけですね。
 
(宮本英治さん)やっぱりパワーありますよね。そうそう、その通り!
 


およそ25年前、この景色に惚れ込み移住を決意した宮本さん、高原からの眺めがある場所に似て見えたといいます。


(宮本英治さん)東に向かって開けていて、なおかつ傾斜地で、朝、雲海が広がって、太陽に温められた雲海が霧になって、今もすごい風が吹いてますけど、この上昇気流に従って、どんどん山の上に登ってくる。


(宮本英治さん)こういうシステムっていうのが、ダージリンであるとか、スリランカでいえばヌワラ・エリアのような山岳地帯で採れる紅茶を作る場所ととても良く似通っているので、ここで紅茶を作れば、ダージリンのような香りのする良い紅茶ができる、作れるに違いないっていうのが、最初に、何もないこの高原の中に立ったときに僕が思った印象で、ここで紅茶を作りたいと思った。


なるほど、実際作ってみてどうですか?
 
(宮本英治さん)そうですね。最初はね・・・もうなかなかできないのよ。


(宮本英治さん)冬は寒いし、樹は枯れるし、だから何年も苦労しましたけど、樹もやっと幼木から成木に切り替わってくるところを迎えてきつつあるので、これから充実したシーズンが続くということで、やっとここまで育てるのに、ほんと10年かかりましたからね。


「Early Morning(アーリーモーニング)」では、自宅で楽しめる茶葉やティーバッグも販売されています。
宮本さんの情熱と努力の結晶とも言える極上の一杯を堪能してみてください。
 
 
 
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『紅茶専門店 「Early Morning(アーリーモーニング)」』
場 所 :岡山県新見市大佐小阪部2239-8
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