海外旅行気分が味わえる!?およそ400種類の珍しい植物が集められた迷宮植物園

ライブ5時 いまドキッ!

見たことのない珍しい植物がずらりと並んでいます。日本とは思えない光景ですよね。
こちらは岡山市中区にあります、その名も「迷宮植物園バルタザール」です。


こちらの植物園の園長の塩見博貞さんです。よろしくお願いします


この植物園はどういった植物園になるんですか?
 
(園長 塩見博貞さん)色合いや形、大きさとか、私自身が驚きのまま集めてきたのが、いつの間にかこういう姿になったということです。
 
塩見さんがご自身で集めたものなんですか。
 
(園長 塩見博貞さん)そうです、私が全部一から集めたものです。



高さ6メートルの温室には、マダガスカル、アフリカや中南米原産のおよそ400種類の珍しい植物が!


塩見さんがデザインしたというこちらの迷宮植物園、迷宮という名前には、世界各国の植物の魅力から、塩見さん自身が抜け出せないという由来があるんだそうです。


(園長 塩見博貞さん)一番有名なのは真ん中にあるバオバブという白い木、これ聞いたことある?星の王子様、ルプチプランスに出てくるやつですね。
 
初めて見ました本物!


(園長 塩見博貞さん)実際に現地行くと、樹齢2000年ぐらいで幅が約30メートルぐらいになります。
 
これも、それぐらいまで成長するんですか。
 
(園長 塩見博貞さん)2000年したらね。まだ私は生きてると思いますけど、生きてないか(笑)。
 
2000年!いや、生きましょう(笑)。見てみたいですね。
 
(園長 塩見博貞さん)見届けないとね(笑)。 


そして、こちらが塩見さんのイチオシ植物。

(園長 塩見博貞さん)アデニアペチュエリーという、これはアフリカのナミビアから来てます。
 
これ根っこですか?
 
(園長 塩見博貞さん)ほぼ根っこ状態ですね。塊根植物と言うですけどね。
 
塩見さんが虜になった塊根植物とは、根に水分をたくさん蓄えられるようにと、根っこが大きく膨らんだ植物のことなんです。
 
(園長 塩見博貞さん)多分相当この植物を知ってる人でも、多分この大きさは見たことないと思います。圧倒してます、これはね。


次に紹介してもらったのはこちら、ブーファン・ハエマンソイデス

 

(園長 塩見博貞さん)これはちょうど30年ものなんですけども、30年経つと花芽がたってきて、これが花芽の跡なんですけどね。こういうのが立ってるのね。

 
この植物がこうなるんですか。
 
(園長 塩見博貞さん)この先のところにいっぱい種が入っていて、花芽自体はポロッと折れます。
折れたら下に落ちるじゃないすか。そうすると風を受けやすくなっているので、コロコロ転がりながら種をまいていく。
 


そうやってだんだん子孫を増やしていくんですね。植物の神秘を感じます。
 
ユーモアを交えながら楽しく教えてくださるお茶目な園長でした。


塩見さんが塊根植物の虜になったきっかけのものってあるんですか。
 
(園長 塩見博貞さん)それはもう圧倒的にオペルクリカリア・パキプスというね、これです。


カクカクした枝!マダガスカルの代表的な植物だと思います。
 
もうこれが王様的な存在なんだけども、自然の盆栽仕立てというか、何もしなくても盆栽になっちゃう。


みんなが欲しがるのがこれだと思います。
 
これを手に入れると極端な例ですが(この植物園を指して)こうなっちゃいます(笑)。
 
これを手に入れちゃったら、これぐらい集めたくなるんですね。
 
もう王様を手に入れたら他のそうでない植物も欲しくてしょうがなくなる。


ちなみに園内の一角では税込500円から購入することのできる植物も置いてありますよ。
 

そして迷宮植物園の隣にある白い建物が、BOULANGERIE BECK (ブーランジェリー ベック)BOTANICAFE(ボタニカフェ)



BOTANICAFEで提供している自慢のランチメニューがこちらです。ピザとかパンとかいろいろ乗って800円なんです。


植物園の中で珍しい植物に囲まれながら、のんびり食べることができますよ〜。
 
いただきます。美味しそう!


こちらは古代麦を使った自慢のパンです。

小麦の味もしっかりしてますし、この上のシイタケのマリネ、この少しの酸味もまたパンの美味しさを引き立ててくれますね。



またBOULANGERIE BECK (ブーランジェリー ベック)では、フランスのアルザス地方から来たステファンさんが作る焼きたてのパンが並びます。もちろん、お持ち帰りもできます。

 

世界各国の不思議な植物を見ながら美味しいランチをいただく。ここでしかできない体験なのではないでしょうか?
 
(園長 塩見博貞さん)世界、特にアフリカにはこんな植物がいるんだということを思っていただいて、地球への意識というか、大切な地球への意識というものを、どんどん高めてもらうとありがたいかなと思ってます。

 
今日はエネルギーをたくさん感じた1日でした。ありがとうございました。