番組審議会

<第622回審議会概要>
■開催日時 平成25年9月11日(水)
■場所 山陽放送本社会議室
■議事の概要 9月11日(水)開かれ、紙上参加を含めて8人の委員が出席、TBSを中心とするネット番組について各ジャンルごとの番組批評が行われた。
▽報道・ニュース番組
「ニュース23」の膳場さんは落ち着いて見られる。内容の取り上げ方も全体的によく整っている。視聴者との双方向の試みも良い。「報道特集」はシリア問題、福島原発、東京オリンピック招致など難解な問題やタイムリーなテーマを多面的にしっかりと報道している。「Nスタ」は違和感なく安心してみられるニュース番組だ。ただ、報道番組はコメンテーターが私見を述べる機会が多いが、反対に当事者の言い分もしっかりと伝えてほしい。

▽情報系番組
「朝ズバッ!」「サンデーモーニング」ともにマンネリ化しているが、若いコメンテーターを起用するなどの努力は評価できる。ただ、朝ワイドはコメンテーターの意見にキャスターが口を挟みすぎで不愉快である。「情報7daysニュースキャスター」のビートたけしは早口で聞き取りづらくてよく理解できない。番組内容は1週間を網羅しており評価できる。

▽ドラマ
「半沢直樹」は現代を象徴する番組であり、視聴者の胸がすくのだろう。現実離れしたマンガ的な要素もあるが、前回のあらすじを番組冒頭でしっかりと流したり、経済用語の解説は見る者にとってありがたい。報道ドラマ「いきろ」は史実に基づいた感動的な素晴らしい番組だった。

▽バラエティー・その他
「サワコの朝」は聞き上手で出演者を浮かび上がらせるいい番組だ。「がっちりマンデー」は企業PR番組化しているのではないか。バラエティは言葉づかいが乱れているのと発言の字幕や表示が出すぎて画面を見苦しくしている。「サンデージャポン」内で、女性タレントに絡んで床に押さえつけるような暴力的シーンは演出であっても控えるべきである。

などの意見があった。