7月6日(水) 午後8:56~9:54
三菱 企業城下町~苦悩する下請け工場~
燃費データの不正問題を乗り越え、どのように再建を図るか?三菱自動車が正念場を迎えている。問題となった人気車種ekワゴンをはじめ軽自動車を量産している水島製作所は主力工場で3000人あまりの社員・従業員が働いている。また、岡山県内には下請けや取引企業が合わせて580社余りある。三菱自動車のいわゆる『企業城下町』だ。
4月末から水島製作所での軽自動車の生産がストップ。下請け企業も仕事がなくなり、社員やパート従業員の雇い止めや人員整理にも頭を痛めてきた。「生産停止が長引けば、会社の経営が立ち行かなくなる。」と下請け企業の社長らは危機感を募らせた。
三菱自動車は7月上旬に水島製作所での生産を再開するため準備を進めているが、生産台数は停止前と比べ、どうなるのか?日産傘下に入っても部品供給の枠組みが従来通り維持されるのか?下請け工場の苦悩と模索が続いている。