6月10日(水) 午後8:56~9:54

瀬戸内海の廃墟~リゾートブームの果て~

朽ち果てたホテル、島に放置されたままの別荘…去年、国立公園指定80周年を迎えた瀬戸内海一帯は1980年代、全国的な「リゾートブーム」に「瀬戸大橋ブーム」が重なりホテルや別荘が一斉に建設された。
しかしバブル崩壊後に閉鎖し、今では廃墟となってしまったものが数多く存在する。廃墟は瀬戸内海の景観を損ねるだけでなく、不審火が頻繁に発生したり少年非行の温床になったりと、地域に暗い影を落としている。
番組は、瀬戸内海の鴻島(備前市)小豆島(土庄町)小与島(坂出市)などの廃墟群の現在を取材した。今や瀬戸内海の「負の遺産」となってしまったホテル・別荘群の再生、撤去、原状回復の可能性を探る。

写真=瀬戸内海沿岸部に佇む廃墟ホテル(小豆島)