4月15日(水) 午後8:00~8:54
岡山映像ライブラリーセンター開館 カラーでよみがえる明治~始まったモノクロフィルムのカラー化~
今月1日、山陽放送の第二ビルに岡山映像ライブラリーセンターがオープンした。
ここには山陽放送開局以来のニュースや番組の映像のほか、終戦直後や戦前の映像も多数保存されている。中でも石井十次が全国で初めて岡山市内に開設した孤児院の映像は、撮影が明治38年で、日本最古のドキュメンタリー映画だとされている。
映像はもちろんモノクローム。このため、孤児院の生活や、自立生活のために働く孤児や石井の姿は、どことなく我々の世界と隔たった感が否めない。そうした印象を何とか払しょくできないか。山陽放送ではセンターのオープンを機に、映像のカラー化に取り組むことにした。
作業を行うのは東京にあるちいさな工房。工房と言ってもそこに有るのは一見普通のパソコンだけだった。しかし、スタッフの手で産み出されるカラー映像には、100年以上前に撮影されたとは思えない生気がみなぎっていた。