藤田先生は、高校2年生まで、スペースシャトルを作りたいと航空宇宙工学の研究者を目指していました。しかし、阪神淡路大震災の惨状を見て医学にシフトし香川大学医学部に入学しました。だからこそ、地域のかかりつけ医としてエリアの人々に貢献したいという強い思いを持っています。外来診療だけでなく、入院治療、訪問診療、介護、更に過疎化によって公共交通が使えなくなったことから患者さんの無料送迎も実施しています。
また、交通事故による母の重い後遺症を契機として交通事故治療にも力を入れ、リハビリから手厚いケアまで、理学療法士と連携し切れ目なく行う体制を整えています。
そして、隣接する「メディカルトレーニングセンターWING」では、トッププロ選手が取り入れている初動負荷トレーニングを、一般にも公開すると共に、効果的なリハビリとして治療に活用しています。イチロー選手がメジャーリーグで長期間に渡って活躍することができた秘訣の一つでもあるようです。私もトレーニングマシーンを少し体験させていただきましたが、手、足で押したり引いたりする力点部分が、肉体と連動してクネクネとして不思議な反応をします。これまでにこんなマシーンを経験したことがありません。
藤田先生は香大医学部のテニス部OB。このマシーントレーニングが功を奏したのか、西日本の医学部テニス大会で、香大が2位と3位に大躍進したこともありました。エビデンスの一つと言えそうです！！