「井上いつのりさんのラジオCMのお陰で、倉敷製帽の認知度がぐんとアップして人手不足が解消したのですよ。」と、岡会長は笑顔で話します。帽子製造工場にはRSKラジオが流れていました。 倉敷製帽は、岡山県下最後発の帽子メーカーですが、作業用帽子国内シェアは50％、年間200万個を製造するトップメーカーとして、今年70周年を迎えました。受注から納品までその場で納期も決める一貫システム、更に、生地を提供するクラボウの全面的な協力で実現したカタログ配布、友人の弁当会社の相談に応じて創り出した衛生帽など、岡会長の豊富なアイデアが成長のエネルギーです。 実は、倉敷の街づくりにも岡会長のアイデアが生きています。倉敷屏風祭りの復興も、林源十郎商店もそうです。岡会長は、「知名度の高い倉敷ブランドだからこそ倉敷製帽は全国に展開できた。」と言います。私は、岡会長がいたからこそ倉敷に賑わいが戻ったのだ！と確信しました。