まず驚いたのが、藤ファームの主要作物である肉厚の椎茸です。旨い！！低温環境で通常の倍程の時間をかけて栽培した椎茸の食感、旨味、香りは初めての体験です。そして、椎茸の菌床ブロックは粉砕、発酵させ最上級の肥料としてシャインマスカットを育てます。作付け4年目と伺いましたが、プリプリで瑞々しい果実には上品な甘みが乗って食味も最高！！菌床肥料は、無償でご近所付き合いのお裾分けもするそうです。そして、国連も推奨する栄養価の高さからスーパーフードとも呼ばれ、CO2を大量に吸収するモリンガの栽培も始めました。カーボンフリーと健康社会への貢献です。 環境創造企業・コンケングループは、産業廃棄物の95％リサイクルなど、循環型社会の実現を目指しています。究極の再生は食の生産であるという近藤会長の思いから循環のリンクをつなぐ象徴として設立したのが藤ファームです。再生した農業用土壌や水はけをよくする破砕バラストも活用しています。事務所棟の二階はキッチンを備えた子供達の食育体験室で、ご近所のコミュニティースペースとしても活用されます。 コンケングループは、先日、岡山市のプラスチック資源中間処理業務を受託しました。2024年3月の事業開始に向け、藤クリーンリサイクルセンター隣接地に新たに設置する専用プラントも含めて見学通路を再整備します。藤ファームは、すぐ近くのリサイクルセンターと一体化した環境教育、そして食育体験の場となります。人々の役に立ちたい！近藤会長の思いが胸に響きました。