「コロナ新年」

良くしたもので、コロナ禁足で繁盛しているビジネスのニュースも新聞に特集される。例えばパッケージの箱製造業、通信販売が大繁盛となりそれを配達するための箱はフル生産。テレワークに自宅では思うようにゆかず、仕事のために部屋を探して不動産屋さんに来る人が激増。公共交通機関の利用を避け自転車は大人気、昔盛んだった自転車屋が復活。勿論IT関係のソフトやテレワークの技術の需要は鰻登り。家で仕事をするので昔から老人が家で履いていた、古臭いが暖かい起毛裏付きの布製上履きが33倍の売り上げで、フル回転の製造。レストランに入れていた定評の食料品加工の業者が、レストランが開いていないので数字が落ちたが、家庭用の瓶詰にしている部門の伸びが大きく、充分カバーして売り上げ急増。手洗い薬品とか器具、需要一杯なのは勿論である。身の回りを見回しても、古いものが廃れて、成程なと思う伸びの出ているものが紹介されている。それにしても新年、何故年が変わると公共料金は値上げされるのだろう、毎年決まったようにである。今年フランスでは郵便料金は一律10%値上げで大きいが、電気、ガス、保険料、手数料、最低賃金何でも値上げである。預金利子のように下げられる物もあるが、デフレ回避のため、日本の日銀は年間2%の物価指数上昇を目的と出しているが、こんなで行けば何だか簡単なように思える。値上げが当たり前のように庶民を襲う。

2021年1月10日 赤木 曠児郎

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