「ストライキにもめげず」

交通ストで足が制限されると、歩いてでも行けるパリ日本文化会館や、近くのものに制限される。11月下旬、恒例のロン・ティボー・クレスパン音楽コンクールのファイナル発表がラジオフランスの大ホールであった。今年はピアノの番で、来年はバイオリン、再来年は歌唱となる。1943年から始まって76年目になる、若手音楽家登場のための有名な音楽コンクールの一つである。世界から45名の応募中、日本からは10名の応募、結局1位と2位が日本からのそれぞれ26歳の男性ピアニストだった。今年は有名な女性ピアニストのマルタ・アルゲリッチが審査委員長で、9名の審査員中、日本からは一人も参加していないのが珍しかった。これが良かったのかもしれない、居れば日本人なら忖度、必ず周りに遠慮する。

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