見本市会場とパレデスポーツ
【近況】
●2017年1月5日~21日
在仏日本人会アーチストクラブ
新年特別展出品(パリ)
●2017年2月14日~19日
ル・サロン展(フランス芸術家協会)、
デッサン水彩協会両展出品(グランパレ、パリ)
≪書籍・作品集≫
●『アカギのパリ画集 Ⅴ
素描原画五の巻』
マリア書房(京都)18,000円(税込み)
208ページ 画集
ISBN-978-4-89511-231-4
●『アカギの版画パリ百景』
マリア書房(京都)
1,260円(税込み)
一部大手書店に出ていますが、個展会場で販売予定。
●「私のファッション屋時代」
新書版(展覧会場にて受注)
[日本語版]
講談社第一出版センター制作2002年
[フランス語版]
パリ・ボークレール出版制作2010年
2017年1月10日
「新しい年が、また始まる」
12月23日が天皇誕生日の祭日で、世界中にある日本の外務省公館(大使館、領事館、事務所など、300近くあるだろうか)では、祝賀パーティが開かれる習慣になっている。その土地に在留邦人が少なければ、邦人全員が招かれるのを楽しみに、ということになる。キリスト教国ではややこしいことに、クリスマスの前々日である。年末学校休暇などと重なり、VIPは出席不可能が多かったりするので、日時を早めてずらせたり、大きい国で数カ所の出先機関を持つ場合、各地ずらせて大使は「使走」?で飛び回り、大忙しということになる。パリで半世紀見ていて、長い間招待を受けた人が、入り口で招く側の大使夫妻に挨拶して入り、後は自由に飲み物に軽く口を浸して散会の程度だった気がする。留学生などは久し振りに日本食を楽しみに、ということだった。オイルショックを乗り越えて、日本の国力、経済力大躍進の時代は、各地の政界、官界、経済界の招待者に、中心が移り、邦人はほんの少し一部に、変わった。邦人には別に新年祝賀会がすぐ控え、この天皇誕生日パーティは、日本のイベント祝日くらいに、こちらの人に受け止められていた。バブルが弾け、21世紀に入ってからだろうか、大使夫妻と共に武官夫妻も並んで立つようになり、日本の国旗を前に、ソプラノ歌手が招かれて君が代斉唱、それから演壇が作られ大使の祝辞演説が入るようになり、乾杯、儀式らしく変わり、右翼旋回の日本を感じさせられた。この2010年以降は特に、入り口に最新のハイブリッド車を展示したり、企業の屋台が出され、お土産や広告印刷物まで渡す、いささか日本商品の縁日、寅さんでも出そうな雰囲気にまた変わっている。この日招かれた1000人足らずの人は、平常は日本など問題にもしていない人たちでも、この日だけは、日本人の知り合いを数沢山持って居て、この場所では愛想みせて見せるのが外交である。今年はリヨン事務所のパーティにも、招かれて出席してみたが、日本の勲章所有者なので会場の華添えだろう。各種商品スタンドの中に、新案国際特許のプラスチック製造メーカーの中小企業社長夫妻も、この一夜に日本からスタンドを出し、出席しているのにも出会った。確かに現地フランスの日本に関心のある人との交流を始める、官製の有効な日本縁日の機会には違いない。現在岡山出身の小林リヨン所長であるから、いろいろある中に倉敷ジーンズもスタンドを並べていた。
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