岡山市出身でフランスのパリを拠点に活躍する画家、赤木曠児郎さんから月に1回程度「パリ通信」を送っていただいています。

2016年11月11日

「ひとびとが憧れる街」

 米国の大統領選挙が終わった。初の女性米国大統領誕生かと、事前の世論調査で予想を立てて、フランスのメディアはそんな気分の報道内容だったから大逆転となった。民主党の大統領が2代も続いた米国も、同じ政党に連続して続けて政権を担当させない、交代で利権や特権を発生させない。世襲の職業代議士家族を作らせない。欧米民主主義の自分たちの政治という、責任と精神の違いを強く感じさせられた。お上や、他人任せにしない、政党を交代させることが自分や家族を守っていのである。来年の5月は、任期の来たフランス大統領選挙が大問題で、候補者決定下選び戦が始まった。夏休み以来のフランスのメディアの主なニュースページは、米仏選挙関連で占められてしまっている。

page1/3