フランス国立新シネマテーク
【近況】
● 2015年6月27日~9月6日
サロンドートンヌ・ペロギレック市
選抜展出品(ブルターニュ・フランス)
● 2015年7月23日~30日
コニャック・クールボアジエ招待
フェスチバル前夜祭アカギ展
(ジャルナック・フランス)
● 2015年9月2日~8日
大丸京都店美術画廊個展
≪書籍・作品集≫
●『アカギのパリ画集 Ⅴ
素描原画五の巻』
マリア書房(京都)18,000円(税込み)
208ページ 画集
ISBN-978-4-89511-231-4
●『アカギの版画パリ百景』
マリア書房(京都)
1,260円(税込み)
一部大手書店に出ていますが、個展会場で販売予定。
●「私のファッション屋時代」
新書版(展覧会場にて受注)
[日本語版]
講談社第一出版センター制作2002年
[フランス語版]
パリ・ボークレール出版制作2010年
2015年6月10日
「ブト-に行く」
6月なのに、無茶暑い日が来たり、ぐっと肌寒かったり。女性のピッタリの股引きのようなジーンズに、わざと不調和なハイヒールや洒落たデザインシューズ、または超ミニの海浜ショ-ツに黒ストッキング、ギョッと目を瞠るようなお尻のライン丸出しが、当たり前になってしまった。少し前なら、恥ずかしくて、ミットもなくて勇気があっても出来なかった恰好で、これがちかごろの通勤姿である。ただし新品で洗濯のよく効いた、清潔なジーンズがシックで、ジーンズだから破れて汚れて洗い晒しではなく、ジーンズでもアイロンを掛けているのがパリジェンヌと思う。
パリの街には、全ての催しがひしめいて溢れているから、自分の仕事以外に目を向けることは許されない。フラフラあちこちに顔をだしていては、結局競争に落ちこぼれてしまう。無関係なことには目を瞑って、仕事を考えている非情さが大切なことを、思い知らされるだろう、木枯し紋次郎「あっしにゃ関係の無いことでござんす」がお手本。沢山来る観光旅行者、期限のある外地駐在員などは、ショッピング、何でも見れば旅の経験だから、住んで生活している人とは、立場がまったく違う。自分の職業の美術展覧会でも、あまりに多いし、話題に遅れないように広く付合いで観ていると、制作の時間が無くなってしまうので、仕事以外には動じないのがベストとなってくる。
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