メトロ・クールセル駅の入口
【近況】
● 2015年2月10日~25日
パリ日本文化会館NAC
(在仏日本人会アーチストクラブ)展出品
● 2015年2月20日~22日
ツール市VINCI会場日本フェスチバル
主賓招待作家出品(フランス)
● 2015年3月14日~5月31日
「アカギ・サンタモンドモントロン市
ピラミッド美術館」招待企画展(フランス)
≪書籍・作品集≫
●『アカギのパリ画集 Ⅴ
素描原画五の巻』
マリア書房(京都)18,000円(税込み)
208ページ 画集
ISBN-978-4-89511-231-4
●『アカギの版画パリ百景』
マリア書房(京都)
1,260円(税込み)
一部大手書店に出ていますが、個展会場で販売予定。
●「私のファッション屋時代」
新書版(展覧会場にて受注)
[日本語版]
講談社第一出版センター制作2002年
[フランス語版]
パリ・ボークレール出版制作2010年
2015年2月10日
「格差の無い社会に、
何か良いことあるのだろうか」
フランスは世界1の観光大国である。日本の8倍も、フランス全人口よりも多い人数の、外国からの観光客を年間に受け入れている。観光客の関心、目的、魅力は何なのだろうか? 宮殿、別荘、美術館、教会堂、過去の王侯貴族、大金持ちが築き上げた遺物である。人民から絞り上げたり、巨大な利益を集めて浪費したり、歴史上では悪名を残すケースの結果に、現代が食べさせて頂いていると、皮肉に思う。皆が並みで平等では、後世に残るような偉大な物が出来ただろうか疑問である。格差が無ければ、美術家の創作も育たなかったろうと想像するのである。
ギリシャの借金は膨大で、国の収入が無いのに理想の社会保障で、ばら撒いてしまったのである。周りのヨーロッパの国々から改善を求められ、国民は反発して政府を変えてしまった。目下新首相は各国を訪問して、金策に回っている。そのギリシャよりもっと膨大な国家の借金を抱え、貿易赤字は2年半赤字の増えるばかりが、わが国の姿。現在日本人は赤ん坊から超高齢者まで、日本人であれば一人640万円の借金、地方自治体の借金まで含めると800万円の借金を背負っている勘定になる。家庭経済の普通の感覚なら返せるのだろうか、気が重くなってしまう数字である。自粛の節約もせず、外国には振り撒けば、交渉ごとは事が済むという政治家や官庁組織に率いられて、不安なく安穏と暮していられる神経が、分からないのである。
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