蘆氏屋敷
【近況】
● 2015年2月10日~25日
パリ日本文化会館NAC
(在仏日本人会アーチストクラブ)展出品
● 2015年2月20日~22日
ツール市VINCI会場日本フェスチバル
主賓招待作家出品(フランス)
● 2015年3月14日~5月31日
「アカギ・サンタモンドモントロン市
ピラミッド美術館」招待企画展(フランス)
≪書籍・作品集≫
●『アカギのパリ画集 Ⅴ
素描原画五の巻』
マリア書房(京都)18,000円(税込み)
208ページ 画集
ISBN-978-4-89511-231-4
●『アカギの版画パリ百景』
マリア書房(京都)
1,260円(税込み)
一部大手書店に出ていますが、個展会場で販売予定。
●「私のファッション屋時代」
新書版(展覧会場にて受注)
[日本語版]
講談社第一出版センター制作2002年
[フランス語版]
パリ・ボークレール出版制作2010年
2015年1月11日
「2015・お正月早々」
正月明け、大変な事件が二度も続いて起きた。3日間は現場実況で、テレビもラジオも終日、フランス全土がこの事件を見守っていた。テロリストが死亡した今日は、もう平常の報道番組である。週刊マンガ誌の被害にあった漫画記者の二人は、毎年出品しているサロンドートンヌ展の、昨年と一昨年のカタログや案内状の表紙を描いた著名作家だったから、すぐ身近なことでショックである。かれらは100年続く有名美術展の表紙に、漫画を採用されることが、漫画の地位の向上と喜んで、協力参加してくれていたのである。難しい理屈を並べたてて抽象、風変わりなことを考え付いて美術評論家と称する族を喜ばせる風潮より、直接、単純な漫画の表現に、現代の伝達の意義を認めていたのである。今回の宗教風刺の報復とは、考えもしなかったことだが、それだけ漫画美術が、影響力を持っているということだろう。どのフランス人の意見も、単なるテロリストの行為の酷さではなくて、言論の自由、発言の自由、表現の自由が侵されたことに、申し合わせたように怒りと、不安をあげている。特定秘密保護法なんて通過してもケロリとしている、日本人には理解の遠いことかも知れない。
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