サンマルタン・デ・シャン教会の後陣
「今年の花火」
ガザ地区のニュース、クリミア半島の占拠、中近東、アフリカ諸国の宗派、人種の動乱、中国の侵略、北朝鮮のミサイル挑発、日々の新聞をみても、夏休みどころでは無くて、第三次大戦に一触即発のような毎日である。エネルギーは自分で持っていないと、他国に依存していては、国の生死を握られているのである。円安になれば、物の輸出は出来るだろうが、エネルギー源の輸入原価は高くついて、幾ら輸出しても貿易収支の赤字国に日本は転落が、2年も続いている。20年前の経済大国日本も、出るものはドンドン出て行くが、引き締めることが出来ないで借金ばかり重ねて没落してゆく、かつて栄えた過去の旧家のような姿で、中国大進出の前に、誠に影が薄い。1972年の頃、40年も前のことである。フランスでも核発電の反対運動の声が大きかった。そこにアラビア石油産出国が組んで石油値上げ宣言、こんな風に他国に国家エネルギーの生死を握られるのは敵わないと、反対運動は影をひそめ、核電力開発に踏み切ったのだった。今回もガスエネルギー供給の鍵を握っているだけで、パイプの栓閉めるぞと、他国に侵入して領土をひろげるロシアのようなあからさまな国もある。
現在の日本は、一刻も早く、核を制御して収めて見せる技術を人類のために開発して、世界に技術国日本の存在を見せて欲しいと願うばかりなのだが、無意味な核反対運動家の声ばかり聞こえて、少しでも早く天才が現れて欲しいと思ってしまうのである。
2014年8月10日 赤木 曠児郎
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