メニールモンタンのコルドヌリー
【近況】
2011年7月17日~8月17日
サンクトペテルスブルグ「STARTギャラリー」パリの二人展
(版画家マチュー・マリーとアカギ)
2011年7月28~31日
東京有楽町国際フォーラム「アートフェアー東京2011」埼玉画廊コーナー
(アカギ)
≪新刊≫
『アカギの版画パリ百景』
マリア書房(京都)
1,260円(税込み)
一部大手書店に出ていますが、個展会場で販売予定。
≪既刊≫
『パリ画集・21世紀始まりのころのパリ』
マリア書房刊
ISBN4-89511-347-7
6,500円+税
この8年くらいかけて描いた、約100点の最新作素描原画を収めています。
「私のファッション屋時代」
新書版(展覧会場にて受注)
[日本語版]
講談社第一出版センター制作2002年
[フランス語版]
パリ・ボークレール出版制作2010年
2011年8月12日
「世界中が変な気候」
緯度50のパリが涼しくて寒いくらい。ずっと北の北緯60のサンクト・ペテルブルクに七月下旬に旅行したが、32℃を越す暑さでこんなことは珍しい。普通24℃くらいなのですがと、石畳の街が茹だっていた。先週は、北海道にも行ったが、32℃を越す日々で、やはり異常な暑さ、普通なら20℃台なのですがと言われ、猛暑が日本の全体にも襲っている。逆にパリでは同じ時期に20℃を朝晩は切り、寒いくらいです、帰りは用心してくださいと電話での話。行くところ、行くところ異常気候ばかりが話題になる。
日本からパリに帰ると、「大変だったのでしょう」と皆に挨拶のように言われる。日本列島全体が沈没直前のように思っているのである。「ツナミは、確かに被災された方はお気の毒ですが、刀の刃で言えば、剣先の一部が刃こぼれしたようなもので、日本の9割は何らの異常もなく、普通に暮らしていますよ。確かにフクシマは大変で、心配ですが、40年も使って初めての経験で、キット押さえる手段や、未来への選択を見つけるでしょう。原子力発電は世界中にあるのですから、どのように征服し、使いこなして行くか、人類の闘いなのでしょうね。被災地の写真ばかりが、ジャーナリストやカメラマンが押しかけて報道、日本全体がそのように錯覚されていますが、ほとんどの日本は、平常通りですよ。」冷たいようだが、そう答えることにしている。
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