カッパドキアのランプ
【近況】
2011年2月8日―2月28日
パリ吉井画廊「赤木曠児郎展」
ラ・リューシュ賞受賞と仏語版「私のファッション屋時代」刊行記念
2011年3月31日―4月3日
「アートフェアー東京2011」埼玉画廊
2011年4月7日―13日
水戸京成百貨店 美術画廊
「赤木曠児郎展」
≪新刊≫
『アカギの版画パリ百景』
マリア書房(京都)
1,260円(税込み)
一部大手書店に出ていますが、個展会場で販売予定。
≪既刊≫
『パリ画集・21世紀始まりのころのパリ』
マリア書房刊
ISBN4-89511-347-7
6,500円+税
この8年くらいかけて描いた、約100点の最新作素描原画を収めています。
「私のファッション屋時代」
株式会社第一出版センター
(講談社)刊
残部僅少、本人個展会場でのみ頒布。フランス語版の、校正が終わったところです。近々Editions Vauclair社より、本になります。
2011年2月7日
「マグリブ世界に火が噴いた」
地中海沿岸の北西アフリカ諸国のことを、マグリブ地方と呼び、同じイスラム諸国でも、中近東の国々とは、区別されている。
食べ物で言えば「クスクス」と言う麺系の料理がご馳走なのが特色で、羊の串焼きがご馳走の国々とは違う。同じアラブ語でも、みんな地方々々によって方言がある。しかしいずれの国も、豚肉は避けられていて、絶対に口にしないし、出されると侮辱されたことになるのは共通。牛ステーキも歓迎されなくて、絶対に羊である。牛が主体の西欧、豚がご馳走の中国、そういう区別をすると、日本は魚ということになる。
昨秋、チュニジアから民衆革命が火を噴いて、大統領が逃亡。
このようなことは、時期をそろえたように連鎖するのが歴史の例で、と思っていると、今はエジプトである。5年前に泊まっていた、カイロヒルトンホテルの前広場が中心で、連日のようにテレビに映り、あーッ、あそこだと思う。現在はインターネットで情報が流れるので、防ぎようがないのが、特徴だそうである。19世紀は、フランス革命から始まって、次々と民衆の幸せをもとめて、パリから革命が何回も起こり、伝播した。100年以上もかけて、錯誤、模索の結果が、現在のフランスの社会保障の制度や、国民保険で、社会主義に近い形で、皆の生活が守られ、助け合っている。
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