パリジェンヌ達
【近況】
2010年10月27日―11月2日
東京日本橋・三越本展画廊個展。
会場にいますので、みなさまとお目にかかれるのを楽しみにしています。
2010年11月10日―16日
サロン・ドートンヌ展出品(パリ)
2010年11月19日―22日
ローダン・アルドア市日本芸術フェスチバル
(招待作家出品参加)
2010年11月23日―28日
アール・アン・キャピタル展(グランパレ・パリ)SNBA部・デッサン水彩連盟部出品
≪新刊≫
『アカギの版画パリ百景』
マリア書房(京都)
1,260円(税込み)
一部大手書店に出ていますが、個展会場で販売予定。
≪既刊≫
『パリ画集・21世紀始まりのころのパリ』
マリア書房刊
ISBN4-89511-347-7
6,500円+税
この8年くらいかけて描いた、約100点の最新作素描原画を収めています。
「私のファッション屋時代」
株式会社第一出版センター
(講談社)刊
残部僅少、本人個展会場でのみ頒布。フランス語版の、校正が終わったところです。近々Editions Vauclair社より、本になります。
2010年10月10日
「ペロペロ油を舐める秋」
パリの地下鉄の車輌の、天井にとどきそうな背の高い、脚の長い、ほっそりとした女の子が目に付くようになる。パリ・ファッション週間である。90社ほどのいろいろな婦人服デザイナーコレクションが、この10日間ばかりパリで開かれるから、仕事を求めてファッションモデルたちが集まってくるからである。その前は、NY、ロンドン、ミラノ、次は東京というように、開催される土地を、世界を股に移動している美女達である。というより、やっぱり肉がない位に細くて、ヒョロ高くて目立つから、本人たちも、案外気にしているかもしれない。もう少し肉付きが良くなって、この位の背丈があると、ミス・ユニバースのコンテストだとか、リドやムーラン・ルージュの踊り子に採用されるのだろうが、ファッションモデルは、とにかく細くなくてはいけない職業である。それがステージの上だと、映えるから求められる。顔は化粧でどうにでもなり、様々なお国ぶりである。日本人は胴長、短足だからこんなに脚長に、ニューッと目の前に立たれると、日本人の洋服デザイナーは何しているんだろう、この人たちに着せて似合う服を作っても、同じ土俵では太刀打ちできないのにと思ってしまう。日本人の背丈用、独自の美しさを創りださない限り、世界に日本モードの発信は無いだろう。
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